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全回変な切り方したので続き書いていこうと思います
それでは
スタート
それから彼とはたくさん話した
知らないこともたくさん知れた
けど…
「愛依おつかれ。」
と言って水をくれた
半年間ずっと一緒にいたはずなのに
この笑顔に
毎回ドキドキされっぱなしだ
「ありがと、ゆーや。」
ゆーやこと優弥は一瞬で学校の有名人になった
彼は成績優秀な上にスポーツも出来る
その中でもずば抜けてうまいのは
バレーボール
だ
だからみんなゆーやを部活に誘ったのだが
一瞬で断られてしまった
その理由は私にもわからない
だからといって
私は深く聞かない
だって
人には隠し事の一つや二つぐらいあるのだから
「ねぇゆーや?」
「ん?」
「私もジャンプサーブ打ってみたいんだけどやり方教えてくれない?」
「俺じゃなくてもうまい先輩たくさんいるじゃん?」
「んー。ゆーやがいいの。私の、初めての憧れの人だから。」
「俺が?」
「そう。」
ゆーやにあの頃の話をした
「そうだったんだ…。」
「うん。それからゆーやは私の憧れ。」
しばらくの間沈黙が流れた
「…聞かないの?」
「何を?」
「俺がなんでバレーをやめたのか。」
悲しそうに、
苦しそうに
微笑んだ
「そりゃあ気になるよ?気になるけど…」
「けど?」
「人には隠し事の一つや二つぐらいあるでしょ?…もちろん言いたくないことだってある。それを聞くことは私にはできないから。」
「優しいんだね。________________ボソ。」
「なんか言った?」
「…なんでもない。」
「そう、ならいいけど。」
背を向けた彼の耳は真っ赤に染まっていた
「でもね、もし…もしゆーやが言いたくなったら、私の秘密を教えてあげる。」
「それは頼もしいね。…ありがとう。」
ゆーやにはああ言ったけどやっぱり…
「私、ゆーやになら言える。やっぱり隠したままにしたくない。…聞いて、くれる?」
ゆーやは頷いていたくれた
いつからだろう?
音が聞こえにくくなってきたのは
耳鳴りやめまいも酷くて
病院に行った
「_______です。」
「えっ…。」
信じられなくて
信じたくなくて
何度も聞きなおした
でも
入院はしたくなくて
諦めた
でも
毎日怖かった
明日目を覚ましたら
私の世界から音が消えているのかも
って思うと怖くて怖くてたまらなかった
でも最近は落ち着いて来てたし
バレーも続けてみようかなって思えた
でも
本当に怖かった
音のない世界に日々近づいていく感じがして
怖くて怖くて眠れない夜もあった
そう
私は
難聴
になったのだ
今回はここまでです
優弥がバレーをしなくなった理由は何なんでしょう?
それでは
また次回で