テラーノベル
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4人が部屋を飛び出してから10分。
各々の携帯が呼びかけるが、応答する暇なんてなかった。
それぞれ散らばって探した方がいいとの案も出たが、情報伝達が難しくなるのと、もし相手が複数だった場合にひとりじゃ無理だと考え、4人まとまって探しに出ていた。
「ここ普通の都会だよ、人気のつかないとこなんてどこだよ」
周りはスーツを着ている人がちらほらと、颯爽と歩いていた。
「とりあえず、路地裏とかあったら積極的に探そうよ」
「そうやな、早くじんちゃん助けないと」
4人は周りの目も気にせず暗がりや路地裏を探していた。
どれだけ足をぶつけようが転ぼうが、そんなの気にしていなかった。
全ては、リーダーを助けるために。
必死に探し続けて20分。
体力も少しずつ削られていく一方の四人。
「らちあかないって、これじゃ」
「あっ、ねぇ」
柔太朗が何か思いついたかのように話す
「はやちゃんさ、もっかい電話かけれない?」
「え、仁人、、の携帯に?」
「うん」
「かけたところで出ないだろ。出たとしてもきっと何も分からないって」
「ううん」
柔太朗は早く、と手を振った。
勇斗は少し驚きながら言われた通りに電話をかけた。
プルルルル…
プルルルル…
プルルルル…
「…」
プルルルル…
プルルルル…
プルルルル…
プルルルル…
プルルルガタンッ
「…繋がった!」
繋がった先はまだ鈍い音後鳴り響いていて、未だに吉田に脅威は降りかかっていいるようだった。
「よし舜太」
すかさず柔太朗は舜太に耳打ちする。
「…っしゃやったる」
「えしゅんちゃん?」
「…じんちゃあああああああああああああああああん!!!!!!!!!!!!」
「うわっびっくりした何」
突然舜太は、迷惑レベルの大声を張り上げた。
それは、腹の底から感情を表にしたような声だった。
「俺やあああああああああああああ舜太やああああああああ!!!!!!!」
柔太朗は勇斗が持っていたスマホを奪い取り、耳に当てた。
「舜太、そのままうるさくしてて」
「え、じゅうちゃんどしたん??」
「わかったよじゅうちゃあああああああああああああああああああん!!!!!!」
柔太朗はまっさきに走り出した。
「ちょっとじゅうちゃん!?」
先頭を走る柔太朗とそれに続く舜太を2人は必死に追いかける。
勇斗と塩﨑はあまりピンと来ていない。
「好きなおでんでちくわぶ言うやつはイキってるううううううううううううう!!!!」
「いやなんでそれチョイスしたんだよ叫ぶのに、つかこれ何?」
柔太朗は後ろ見向きもせず音に集中し、当たりを探していた。
その時だった。
「気をおおおおおおおおおお衒うなあああああああああああああああ!!!!!!」
『……衒うなあああああああああ!』
「来た!」
勇斗のスマホから微かに舜太の叫びが聞こえたのだ。
「はやちゃん!この近く!舜太ありがとう」
「あぇ、、終わり?もぉ、喉疲れたで…!」
「この近く!?この辺の人気のないとこ…あ、あれじゃね!?」
勇斗が指さしたのは、数年は手つけられてなさそうな倉庫。
恐る恐る近づくと。
…ガシャンッガンッ……ガンッ……ごめん、…さ…!
「…っ!」
ここに違いない。
「どうする?一気に乗り込む?」
「いや、ギリギリまで静かに行こう」
倉庫の扉をそっと開ける。
「……いた」
そこに、リーダーはいた。
「返してもらおうか、俺らのリーダーを」
コメント
2件
ちくわぶいうやつは、いきってるーー!www
叫ぶのおもろすぎる