日帝 「米国!」
アメリカ 「ッ!?」ビクッ
日帝 「あ、すまん…」
罪悪感で心が痛い
日帝 「どうした?珍しく来てないが…」
日帝に気にかけられる権利もないのに
アメリカ 「は、はは!!忘れてただけだ!」
日帝 「そうか…」
アメリカ 「なあ、このクラスっていじめが起きたりしなかったか?」
日帝 「…?ないが…」
アメリカ 「そうか。ありがとな」
(本当に記憶がないんだな)
日帝 「?ああ!」
記憶が戻ったら嫌われるなんてわかっている
でも
はやく謝りたい。もとに戻ってほしい
明日には戻ってるんだ。そう思うことにした
アメリカ 「おはよ…」
日帝 「あ、おはよう」
でも戻ってなかった
日帝は誰にでも優しい
その優しさが辛くて辛くて
いつか突き離して、思ってもない言葉をかけて傷付けるから
だから
日帝たちと距離を置くことにした
アメリカ 「……」
イギリス 「アメリカ」
アメリカ 「うお!?!」ビクッ
アメリカ 「あ…すまん。何だ?」
イギリス 「いや…急にすみません」
タッタッタッ
アメリカ 「あ…」
距離をおいてから、急に話しかけられることが多い
アメリカ (試されているのか…?)
ナチス 「~~笑」
日帝 「笑笑」
あいつらは悪くないのに
何もかも忘れて楽しそうにしてる奴らが憎く感じる
こうなったのは自分のせいなのに
こんな自分が嫌い
アメリカ (いいな…)
暇だったから一から何があったか考え直すことにした
アメリカ (確か…)
操られていたのか、一種の洗脳なのか皆日帝をいじめたくないのにいじめて
元凶が死んで
やっと開放されて謝ろうとした
それで
アメリカ (俺以外の記憶が無くなった…)
アメリカ (非現実的すぎるな)
忘れてるドッキリみたいなのをされてるほうがまだ信憑性がある
ドッキリであってほしい
アメリカ (もう考えるのも疲れた)
「~、」
「アメ…」
「アメリカッ!!」
アメリカ 「うあッ!?!」
日帝 「全然反応なかったぞ…」
アメリカ 「あ…すまん」
ナチス 「なあ、話したいことがある」
アメリカ (日帝、ナチス、イタ王それにイギリスも…?)
アメリカ 「どうしたんだ?」ニコッ
大丈夫。ちゃんと笑えてる
日帝 「最近、俺たちのこと避けてないか?」
アメリカ 「……避けてないぞ?」
イタ王 「明らかに避けてるんね」
ナチス 「何かしたなら謝る」
アメリカ 「いや、お前らのせいじゃない」
俺が全部悪いから
そんな申し訳なさそうな目で見ないでくれ
日帝 「でも…」
アメリカ 「お願いだから…俺は大丈夫だから…」
アメリカ 「皆のこと嫌いになってないから心配しないでくれ」
ナチス 「じゃあなんで…」
イギリス 「辞めておきましょう。アメリカも話したくなさそうですし」
ナチス 「まあ、そうだな」
イタ王 「元気になったらまた来てなんね!」
日帝 「急にすまなかった」
日帝 「またな」
アメリカ 「ああ!」
アメリカ 「……」
俺が全部悪いのに
記憶がなくなって、毎日憂鬱になった
アメリカ 「……」
ずっと虚無で本当の自分を見失うようで
自分を記録するために、この罪を忘れないように
日記を残すことにした
✗月△日
俺以外いじめのころの記憶がない
あいつらだけは俺と同じ罪を背負っていくと思ったのに。信じていたのに
謝りたい謝りたい謝りたい謝りたい
はやく記憶が戻りますように
コメント
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アメリカ...洗脳されたなら大丈夫だからね? アメリカの考え少しわかるかも!? 続き楽しみにしてます!