歩いてあの山を目指そう。
そう思い立ったミミたち。
トコトコと歩いてゆく。
「わたしの親、再婚するってさ。」
「うん。いいね。うちは離婚するかも。」
「うん。ごめんなさい。」
ミミはうなだれる。
「いいのよ。いつもの夫婦ゲンカだから。それより、再婚。うれしい❓」
「わからない。わからないけど。少し安心した。」
「じゃあ。よかったんじゃん。」
いつの間にか。山はすぐそこだ。風が南から通り抜けて暖かい1日だった。
どこかで、パンダが笹を噛んでいた。
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