テラーノベル
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夜も遅く、インターホンがいきなりなってびっくりしながらモニターに近づく。僕の家に来るのは仕事前に迎えに来るマネージャーか、たまにあるかないかの元貴か、かっこいい恋人くらいでその恋人は今日、歌番組で一緒になった韓国アイドルの人たちと食事に行っているはず。
···なのにそこにいたのはその若井でびっくりしながらドアを開ける。
「どうしたの?ご飯行ってたんじゃ?」
「もう解散したのー!りょーちゃんに会いに来たのにそっけない、俺が来て嬉しくないのっ?」
テンションが高い若井が顔を赤く染めて部屋になだれ込んでくるのを受け止めてソファに座らせる。
「お酒飲んだ?」
「ちょっとだけ!いーでしょぉー」
「まぁいいけど···それにしても解散早かったねぇ」
お水のペットボトルを手渡してその熱い頬を撫でると気持ちよさそうににこにこと笑う。
彼の素直さ、あどけなさ···そういったものにこっちまで笑顔になる。
軽くキスするとなぜかシャンプーの匂いがした。
「ん〜彼氏の話してたらみんな早く帰って会いに行ったほうがいいよって行ってくれたから」
「は、え?それって僕のこと?!」
「んふふー、そう。けど涼ちゃんの名前は出してないからねぇ〜いいでしょぉ」
酔った勢いで一体 何を話していたのか気になる···若井は酔うといつも以上にお喋りになるんだから。
「何を話したの···早く帰ってきてくれたのは嬉しいけど···」
「···最近、なんか彼氏が仕事ばっかりで寂しい。ドラマとか出ちゃって俺なんかよりもっと素敵な人と仲良くしてるのがいやだ」
頭を撫でると若井はいきなり声のトーンを下げて寂しそうにつぶやいた。
「俺、もっと一緒にいたい···仕事じゃなくて2人きりになりたいのに疲れてるでしょって誘ってくれなくて抱いてもくれなくて」
「···わかい」
「疲れてるけどさぁ、一緒にいたらまた明日頑張ろうって思えるのにそんな風に言われたら俺からなんて誘えない、寂しいよ···もう飽きた?俺のことなんて···俺だけ?大好きなのは」
ぐすぐすっと鼻を啜りながら目からは涙が溢れる。これ以上泣かないよう噛んだ唇が赤くなる。
「···何言ってるの、そんなわけないだろ」
「けどっ、涼ちゃんが···足りない···」
そう言われた瞬間、プツリと理性が切れた音がした。
赤くなった唇を奪い、激しく口づける。長いキスをしながら舌を入れて歯列をなぞり舌を絡ませる。
「んっ···ふ、っ···ぷはっ···」
「なに、まだまだだから」
はふはふと息を整えようとする若井に更にキスを繰り返す。息継ぎの暇なんて与えないくらいキスすると若井の手がとんとんっと僕の胸を叩く。
「く、るしいから···」
「そんなのも好きなくせに。足りないのは僕も一緒、負担かけたくなくて我慢してたのに···どうなっても知らないよ」
僕だってもっと若井としたい、けど本当に多忙な中で受け入れる方は色々きっと大変だろうと我慢してきた。
一度触れるとしたくなるし、若井からおねだりされたら絶対に止まれないから。
それなのにこんなに可愛い事言われたら···早く欲しくて若井の服をどんどん脱がしてその首筋にあむっと噛み付いた。
「んぁっ···」
「···もしかしてだけど、来る前にお風呂入ってきた?」
首筋も脱がせた服も石鹸の香りだし、さっきはシャンプーの匂いもしたし。
もしかして若井は抱かれたくて用意してきてくれたのかなって気になってしまう。
「〜っ、そうだよ···だってしたかったんだもん、けど恥ずかしくて来る前にお酒飲んで···他の人の前では飲んでないから···」
本当にしたくて期待して僕のところに来てくれたんだ。
なのにいざ来ようとしたら恥ずかしいなんて。
可愛すぎるでしょ。
「若井ごめんね···寂しい想いさせて」
「ううん···りょーちゃん、だいすき」
「僕も大好き···」
若井の胸を手で撫でながら我慢できないくらい熱くなったそこを触ると 目をぎゅっと瞑り、可愛い声をあげる。
もっと気持ちよくなってほしいでそう思ってローションを垂らし、指をゆっくり当てると簡単に飲み込まれていく。いいところを探してぢゅぷっと音を立てながら優しく指を動かすと更に高い声が上がる。
「···ほんとに欲しくて堪らなかったんだねぇ?」
「言うなっ···わかってるならもうして···って、ぁっ?!」
「だーめ、寂しい思いさせちゃったからいっぱい気持ちよくしてあげるね」
指は止めることなく前を口で咥えてじゅっ、と音を立てながら吸う。
「ンッ、どっちもはだめだって···!やっ、や、いぁ···っ」
あっけなく口の中に出して震える若井を見つめながらごくっ、とそれを飲み込む。
「だめだってば···もう···」
若井が差し出してくれたお水を飲んでゴムを手に取る。
若井も僕のに手を伸ばしたけど、その手を押さえてベッドに押しつけた。
「俺もりょうちゃんのする···」
「もうこんなになってるから···それより若井の中に入れたい···」
「や、ぁ···ほんとだ、おっきぃ···りょうちゃんのきもちいい···っ」
僕のをきゅぅ、と締めながらそんなこと言われたらーもう、止まれなくて。
抱き込んで腰を動かして気持ちいい浅いところと奥を突き上げる。
「ぁっ、いい···っ」
「若井だいすき···一緒に気持ちよくなって···」
若井の手が伸びて僕の背中にまわされてぎゅっと抱き寄せられる。
その力強さも、体温も、匂いもなにもかもが愛しくて堪らなかった。
こんなに可愛くて愛おしいんだから。
“飽きる”わけなんかない。
けど若井がもし不安になる時があったら、その度にもっと大好きって言ってあげよう···恥ずかしそうに笑う顔を見てそう誓った。
「···足りました?」
「うん、いっぱい···へへ」
泊まることにした若井をベッドの中で抱きしめて頭を撫でる。
満足した顔は目尻が下がってこちらが溶けそうなくらい可愛い。
「明日は若井の家に行ってもいい?」
「えっ、うん!嬉しい」
「僕、まだ足りてなくって」
「へっ?」
「明日からわりと夜のスケジュール空いてるんだよねぇ···」
「りょーちゃん?」
「1週間くらいは毎日出来そうだね♡幸せだなぁ♡」
「···マジ?」
色々想像したのか恥ずかしそうに布団に顔を埋めて目だけ出した若井を見てふふっと笑ってしまう。
···まぁそう言ったけど、無理をさせるつもりはないよ、なんて思っていると。
「·····俺も幸せ、毎日りょうちゃんとしたいもん···」
前言撤回···覚悟しとけよ?
コメント
4件
最後の「前言撤回⋯⋯覚悟しとけよ」が良すぎる🩷好き!たまらんわ♪幸せな空気で満たされるなぁ