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— ちぐさ:ねぇ、あっきい、今日の配信って何時からだっけ?
— あっきい:
21時!ちぐちゃん、台本もう送ってるよー!
— ちぐさ:
助かる!その前にちょっと病院寄ってくるね。
— まぜ太:
また検査?最近多くない?
— あっきい:
大丈夫だって!ちぐちゃん元気でしょ!
(ちぐさは笑ったけど、胸の奥が少しだけざわついた)
—— 病院 ——
— 医者:
……ちぐささん、落ち着いて聞いてください。
— ちぐさ:
はい。
— 医者:
検査の結果ですが……正直に言います。
現在の状態だと、余命は――半年ほどです。
— ちぐさ:
……え?
(言葉の意味が、頭に入ってこなかった)
— ちぐさ:
……冗談、ですよね?
— 医者:
申し訳ありません。
(心臓の音だけが、やけに大きく聞こえた)
—— 帰り道 ——
— ちぐさ:
……半年、か。
(スマホに通知)
— あっきい:
「ちぐちゃん今どこー?」
— ちぐさ:
「もうすぐ!」
(嘘。でも言えなかった)
—— スタジオ ——
— ぷりっつ:
お、ちぐ!今日テンション高くね?
— ちぐさ:
気のせい気のせい!
— まぜ太:
……ほんとに大丈夫?ちぐ。
— ちぐさ:
大丈夫だってば!
(笑顔の裏で、心はぐちゃぐちゃだった)
—— 夜 ——
(ベッドに横になっても、眠れなかった)
— ちぐさ:
……まだ、みんなと笑ってたい。
(スマホの画面に映る、AMPTAKの集合写真)
— ちぐさ:
……終わりたくない。