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とある国のお話

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とある国のお話

11 - 第11話 やりたいことⅩ

♥

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2025年03月07日

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これは、d!様の二次創作(軍パロ)です。




ご本人様には一切関係ございません




エセ関西弁、捏造注意




その他の注意書きはプロローグを参照ください








でははじまります


















朝起きて顔を洗ってると、ふいにタブレットから通知音がした。

液晶を軽くタップして通知を見てみると、

『今日学校は臨時休校となります』

という文字が書いてあった。

kn「まじかよ…」

授業がないことは嬉しいのだが、こんなに息の詰まる空間に1日中いなきゃいけない、と考えると死にそうだ。

kn「誰か、遊ぶやつおらんかなあ」

誰もいない家に独り言はよく響いた。昨日の喧嘩の跡が色濃く残っている。

割れた瓶、乱雑に投げ捨てられた毛布、ところどころ落ちている血。

普通夫婦喧嘩でこんなことするかよ。



行く当てもなく、リュックに水筒と財布をぶち込み勢いに任せて外を出た。そろそろ春が来るのを告げるような日差し。


と、まもなく顔を真っ青にして走ってくるrbrが見えた。そいつは俺に気づくと、「大変だ!!」と爆音で叫び足を俺の方に向けて息を切らしてやってきた。

kn「おうおう、えらい顔真っ青やん、どした?」

rbr「はあっ、はあっ…、誰か、いないかなって、思って、探してたんだけど、な、ナイスタイミング、や」

kn「で、どしたん」

rbr「そ、それが、さ、みんな、揃ってから話したほうがいい、かなって…」

kn「はーん」

rbr「ほんとは最初にzmのとこ行くつもりだったんだけど、とりあえずみんな呼びに行こう」

そういって彼はさっき走ってた道に戻っていった。俺も後を追う。











十分程でいつものメンバーが揃った。

ut「臨時休校ばんざーい、思って二度寝しよとしてたのになんやねん…」

zm「rbrが迫ってきてマジで怖かったあ…」

rbr「す、すまん…、でも、どうしても話したくて」

rbrは少し怯えたような顔をして、震える声で

rbr「昨日、せ、先生が…、児童を、切りつけてっ…」

と絞り出すように言った。

zm「は?」

rbr「zmのところの先生、なんか、狂った顔して、下校してない生徒を閉じ込めて、その、は、刃物で…」

rbrが言うには、昨日学校の方でけたたましいサイレンがしていたので帰るついでに見に行ったら、血まみれの生徒と警察に取り押さえられる先生がいたらしい。校門の前には大量のパトカーと救急車。

sho「昨日って…、俺がお前と話したときやん!」

rbr「その時にはまだ、警察が通報を受けてなかったんだと思う…」

みんな、ポカンとして、誰も何も言えなかった。

なんせ、その先生は俺らがお世話になった先生で、みんなその先生のことを好きだったからだ。ねじ曲がった俺らの心を治してくれた先生。うざいけど親切で、いざというときは頼りになる。

特に、zmは今の担任ということもあって人一倍懐いていた。そんな、そんな先生が


zm「人を、傷つけるなんてっ…」

おかしいよ… zmはそれきりフードを深く被って震えていた。水がコンクリートにポタポタおちる。

ut「僕、そのこと、信じないからっ…」

sho「たまたま、な、なにか、ほら、人違いとか…」

rbr「俺、見たんや。先生が、生徒を追いかけて、刃物を振るったとこ…」

ut「やめて!!!!これ以上言わないで!!!」

kn「だ、だいせんせ…」

rbr「なんで、こんなことに、なってもーたんやって、昨日考えてん。そしたら、心当たりがあってさ」

kn「な、何だったん…?」

rbr「猿の、像」

zm「………え?」

rbr「多分、先生、鬼に、なってたんやと思う…」

sho「それ、お前が調べてた伝承やんけ」

rbr「一致したんや…、先生の姿とか行動が」

きっと、何か先生は願い事を託したんだろう。どんなものかは知らないが。

rbr「もしかしたら、いなくなった猿の像を見つけて、それを落とし物だと思って、気づかずに、願い事、言っちゃったのかも、って」

sho「……、そうだったら、いいね…」

まあつまり、今日の臨時休校はそのせいらしい。


でも、先生はいったい何を願ったんだろう。

rbr「ごめん、こんな話して。でも、言わなきゃなって思ったから」

zm「………、あれ」

zmが顔を上げた。でも、さっきよりもさらに表情が暗い。

zm「な、なあ…、せ、先生の名前、な、なんやったっ、け…」

sho「え、脳溶けしとるやん…、えっと、あれ、、あ…、?な、なんだっ、け…」

ut「………、僕も、わ、わからない…、あれ…?」

先生の名前、顔も細かい仕草も声も覚えてるのに、それだけ、俺も思い出せない。

kn「な、何先生、やったっけ……、えっと…」


rbrだけ、まっすぐに空を見つめていた。

rbr「やっぱり……、ごめんみんな、俺行くところできたから、せっかく呼んだのにすまんな」

sho「え、ちょい、待てよ!」

rbrは一目散に駆け出してしまった。

sho「どこ、行くん…」


沈んだ気持ちは重く押しつぶされ、滴る何かが心に虚しい音を立てた。


誰も、言葉を発しない。春風が撫でるように通り過ぎ、俺たちの髪を揺らしていた。














――――――――――――――――――――――――――――――

こんにちは、てってれーです。

先生の名前は、なんだったんでしょうね。

結局わけのわからない伏線的な何かを生産しまくっては処理に困ってます。

個人的には、そろそろ小学校卒業してくれ!!って感じです。

それはさておき小学校で殺人未遂とかやばいよね。聞いたことないよ、


それではさようなら〜。

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