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〜次の日〜
摩浪side
昼休憩中、俺のスマホの通知音がなった。
摩浪『ん?』
角名「出てきたら?」
摩浪『でも』
北「ええよ。行ってき」
摩浪『すみません。失礼します』
スマホを持って食堂をでる。電話の相手は
摩浪『もしもし?“翔陽”』
【日向 「摩浪ー!!久しぶり!!」】
摩浪『ちょ、声デケェ(笑』
【日向「ごめん!久しぶりすぎて嬉しくなったんだよ!」】
摩浪『そっかそっか。今何してる?』
【日向「今な!東京で合宿!」】
摩浪『へぇー、もしかして音駒?』
【日向「すげー分かるんだな!あとな、梟谷と森然と生川も一緒!」】
摩浪『あー梟谷グループか。凄い縁だな』
【日向「武田先生のおかげなんだ!」】
摩浪『顧問の先生?』
【日向「おう!摩浪は?何してんの?」】
摩浪『んー、こっちも合宿だよ』
【日向「そっちも春高に向けて?」】
摩浪『そうだよ。俺らはシード校だから、今よりもっと強化してるところ』
【日向「はぇーー!摩浪すげぇ!そっかインハイ優勝だもんな」】
摩浪『そうそう。にしても翔陽は前と変わらないな。元気で明るい俺の太陽だもん』
【日向「へへっ笑。でもバレーは中学の時より強くなってるぞ!春高じゃ絶対負けねぇ」】
摩浪『俺もだよ』
少しの間だけ翔陽と話が出来る。嬉しくて俺は夢中になって話してしまった。
侑side
銀島「摩浪、遅いな。電話しとるんやろか?」
侑「飯終わったし見に行ってみよや」
治「盗み聞きでもするつもりか?」
侑「ちゃうわ!」
俺とサム、角名と銀の4人で食堂を出る。
侑「お!おった」
何やえらい楽しそうやな。電話の相手、誰なんやろ?
摩浪『あはっ成程。翔陽もチームメイトも噛み合ってないわけね』
【日向「そうなんだよ、、、、。しかも影山のトスがすげぇから、おれも頑張ろって思うんだ!」】
摩浪『そっか、飛雄もやっぱ変わってきたな』
【日向「知り合いなのか?!」】
摩浪『中学の時はよく公式戦で会ってたし』
【日向「そっか。てことは大王様とか青城のエースの人とも?」】
摩浪『及川さんと岩泉さんね。知ってる』
知らん人の名前ばっか出てくる。友達か誰か?
摩浪『話戻すけど、翔陽はどうしたい?』
【日向「おれは、、もっと速攻使いたい!」】
摩浪『それは分かるよ。お前はいっつもスパイクのこと考えてたもんな』
【日向「んで!強くなりたい!」】
摩浪『焦ったらダメ。焦ってたら今頑張ってることが大事な場面で出来なくなるよ』
【日向「分かってる、分かってるけど」】
摩浪『翔陽、覚えてる?初めてバレー見た日』
【日向「覚えてる!」】
摩浪『初めてバレー見た時の気持ちも覚えてる?』
【日向「小さな巨人になりたいって、摩浪とバレーで試合したいって思った!」】
摩浪『それからお互いたっくさん頑張って今の居場所がある。俺はね、苦しくなったり焦ったりする時は初めを思い出してる』
【日向「初め?」】
摩浪『ん。あの時、バレーを見た時の楽しさとかを思い出すんだ。そうすればやっぱバレーは楽しいってなるからさ』
【日向「そっか、、だな!バレーは楽しい!」】
摩浪『そうそう。俺待ってるからな。オレンジコートに、翔陽が来るのを』
【日向「まってろよ!おれ達が勝って、摩浪達も倒すから!」】
摩浪『雛鴉の翔陽には負けないよ』
【日向「雛じゃねぇし!」】
摩浪『ごめんごめん(笑』
【日向「やっぱ摩浪と話すの楽しい!また電話していいか?」】
摩浪『おう。またね』
【日向「摩浪!大好きだぞ!」】
摩浪『俺も翔陽が大好き』
【日向「じゃあな!」】
摩浪『ばーい』
電話が終わった。でも今、めっちゃ聞き捨てならん言葉が聞こえた気ぃする。
摩浪『はぁ、、楽しかった』
侑「摩浪ーぃ?」
摩浪『あら?侑さん、何をしてらっしゃるんですか?』
侑「こっち来い」
摩浪『いや、あの飯』
治「なら飯の後」
摩浪『? はい』