テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
!ATTENTION!
・この小説に政治的意図等は含まれていません。
・この小説と、実在する人物や出来事とは一切関係ありません。
・この小説には、旧国が出てきます。
・少しグロテスクだったり、ショッキングな内容が含まれている可能性があります。
・BL表現があります。苦手な方はご注意ください。
・表紙や展開はオリジナルとなっています。似ているもの等あったらお伝えください。
・執筆のタイミングが完全に”気分”です。なので投稿が過度に早まったり、遅くなったりすると思います。
ご理解のほどよろしくお願いします。
・なんでも許せる方はどうぞ↪
*__生物学における キメラ (chimera) とは、*同一の個体内に異なる遺伝情報を持つ細胞が混じっている状態や、そのような状態の個体のこと。嵌合体(かんごうたい)ともいい、平たく言うと***「異質同体」***である。
*この語は、ギリシア神話に登場する生物「キマイラ」に由来する。「キメラ分子」「キメラ型タンパク質」のように「寄り合い所帯」「*由来が異なる複数の部分から構成されている*」という意味で使われる例もある。*___
Wikipediaより引用
「…ドイツって、イオのことどう思ってる?」
会社のお昼休み。一緒に昼食をとっていると、イタリアにそう言われた。なにか意味が含まれてるってわけでもなくて、なんとなく言ったことなのだろう。だけど、俺は考え込んでしまった。
同僚。…真っ先に思いついたのはそれだ。だけど、イタリアと俺とはその言葉だけで表せない何かがあると思うんだ。だからといって、親友、盟友、…そういう言葉も似あわない。お前は俺にとってのなんなのだろう。
「あ、そんな考えちゃうか。ならいいんね。それでさぁ」
イタリアはあっさりとその会話を終わらせて、次の話題に入った。だけど、俺の頭はしばらく先ほどの質問でいっぱいだった。いつもならすぐに切り替えられるのだが、今日は何故かそうならない。頭に入らない話を適当に頷きながら、俺はまだ考えていた。
「…なら、お前にとっての俺はどうなんだよ」
話が切り替わろうとするときに、珍しく俺が話をふった。それに驚いたのか、イタリアは少しフリーズしてしまった。
そのあとすぐに「あ、ええと…」と言葉をつなげて、イタリアは困ったような笑顔で言った。
「…なんだろう、わかんないや
でも、すっごく大事な人ってのはわかる」
…そう、返すのが正解だったのか。
さっきの自分に教え込むように唱えながら、イタリアの笑顔を再度思い浮かべた。
あいつはいつもにぱっとランタンを付ける時のように笑うが、さっきはめずらしくちいさなマッチの火のような笑顔を見せていた。
少しだけ心の片隅に引っかかりを感じながら、昼休みが終わり仕事に再度取り掛かる。
……あぁ、今思えば、”おかしい”って気づけたこと、たくさんあったなあ。
ごめん、イタリア。
↓表紙
DEC0*27 様の「キメラ」という楽曲の、MVを参考にさせて頂きました。(一部微~~~~トレス)
どうも、えんそです。
お知らせで長編出すのだか出さないのだかあやふやなことを言ってましたが結局出します。
仕方ない、アイデアが下りてきてしまったんだ。
このストーリーをどのコンビでやるか、と考えた時に、やっぱり安定感のあるイタリアとドイツを選ばせて頂きました。
いつも人選に困るんですよね…(
亀投稿になるかと思いますが、頑張って完結させますので、ご愛読よろしくお願いします!
コメント
2件
っしゃイタドイだぁぁぁぁぁぁ!!!供給少なめなCPなので供給助かります…!!
イタリーとドイツ…何があったんだ…?