テラーノベル
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あの日から――
俺たちは、少しずつ距離が縮まっていった。
一緒に酒を飲む時間も増えて、
夜を過ごすことも、当たり前になって――
気づけば俺は、もう宮舘しか見えていなかった。
──────────────
ある日――
休日、ふたりで出かけていた。
💙「宮舘さん、最近さ、新しい飲み屋できたんだよ」
スマホを見せながら、少し身を乗り出す。
💙「ここなんだけど……今度一緒に行きたい」
♥️「へえ……」
画面をのぞき込み、
♥️「いいですね」
♥️「行きましょう」
💙「やった!」
💙「予約しとくな!」
嬉しそうに笑いながら操作する。
その無邪気な様子に、宮舘の表情もわずかに緩んだ――
──────────────
そして――当日。
○○「いらっしゃいませ。ご予約の渡辺様ですね」
案内された席に座る。
しばらく、他愛のない会話が続く。
♥️「お手洗い行ってきますね」
💙「いってらー!」
ひとりになり、何気なくスマホを眺めていると――
○○「……あれ?渡辺くん?」
💙「……え、○○!?」
顔を上げると、見覚えのある人物が立っていた。
○○「久しぶりじゃん」
💙「まじで!?久しぶり!」
かつて、夜遊びでつるんでいた相手。
いつの間にか会わなくなっていたけど――
○○「ここで働くことになってさ!」
💙「へえ!すげーじゃん!」
懐かしさに、自然と会話が弾む。
そのとき――
♥️「……え、」
空気が、一瞬で変わる。
○○「……え、涼太……?」
💙「……え?」
嫌な予感が、胸をよぎる。
♥️「……」
♥️「すみません……俺、帰ります」
低く、抑えた声。
お金だけ置き、そのまま店を出ていく。
💙「ちょ、待って……宮舘さん!」
会計を済ませ、慌てて追いかける。
──────────────
やっと追いつき、手首を掴む。
💙「どうしたんだよ!?いきなり――」
振り向いたその表情に、言葉が止まる。
♥️「……あの人は」
少しだけ間を置いて、
♥️「俺の元カレです」
💙「……え」
頭が、真っ白になる。
♥️「俺は……本気でした」
静かに、でも確かに震える声。
♥️「でも――」
♥️「“お前とは遊びだ”って」
♥️「はっきり言われました」
💙「……」
言葉が、出ない。
♥️「さっき、少し話が聞こえました」
視線をそらさずに、まっすぐ見てくる。
♥️「渡辺さん……あの人と、つるんでいたんですか?」
💙「……っ」
否定したいのに、過去は消せない。
何も言えない。
その沈黙が――答えになってしまう。
♥️「……」
一瞬だけ、表情が揺れる。
でもすぐに、いつもの落ち着いた顔に戻る。
♥️「心が落ち着くまで…」
♥️「……しばらく、俺に構わないでください」
💙「……っ」
掴んでいた手が、そっと離れる。
温もりが、一気に消える。
その場に立ち尽くしたまま、
俺は――動けなかった。
つづく。
コメント
5件
どうなっちゃうんだろ😱😱
まさかの💙と❤️のどっちもと関係があったとは…。もどかしい😖 今日も最高でした😭
146
rn