syp視点
朝、起きたら妙に外が騒がしかった。顔を洗い、いつもの服に着替え、ある程度の支度を済ませて部屋のドアを開けようとした時
『ショッピくん』
インカムからトントンさんの声が聞こえた。「何ですか?」
『今すぐ、会議室に来てくれ』
「はい、分かりました」
何かまずいことでも起こったのだろうか。とりあえず、会議室に行かなければ話は進まない。
俺は、会議室に急いで向かった。
zm視点
どうやら、ショッピくんが遅れている見たいやな。普段は、僕よりも早く来るんやけどな。遅刻なんて珍しいな。
それよりも、何や?この空気?
いつものわいわいとした騒がしい感じとはかけ離れた静まり返っていて誰一人喋らない。
え?何なん?ドッキリか何かなん?
僕、何も知らされてないんやけど。
誰かが殺気を放って喋りにくいっていうこともないし
みんなは、何か知ってるん?どうゆうことや?
僕が混乱している時に「コンコン」とノック音が鳴り響いた。
「失礼、、、、します?」
ショッピくんもこの意味が分からない状況に戸惑っているようだ。
「とりあえず、いつもの席に座ってや」
とトントンが言う。
「はい」
あと来てないのは、俺の隣にいつも座っている僕の相棒のロボロや。
「後は、ロボロだけやな」
「ショッピくんもやけど、ロボロが会議に遅れるのは珍しいな!」
「そうやな!」
「ショッピくんは、なんで遅れたん?」
「えっと、普通に寝坊しました」
「そうなんや」
と、ロボロが来るまで軽く雑談をする。
いつもの雰囲気に戻った…
あれは、何やったんやろ?
あれから1時間
さすがに遅すぎるやろ!
不安になってきたな…..
「トントン、僕ちょっと様子見てくるな」
「分かった、頼む」
「おう、じゃあ見に行ってくるな!」
「ゾムさん!」
「どしたん?ショッピくん?」
「お、俺も行きます」
「ええよ、一緒行こか!」
「はい」
syp視点
嫌な予感がした
あの日の夜、自分の部屋に戻った後にやっぱり無理矢理聞いた方が良かったんじゃないのかと後悔が込み上げてきた
ロボロさんは、いや、この軍の幹部の人達は、無理をする人が多い。
その中でも特に無理をしやすいのがロボロさんだ
兄さんの書類の尻拭いや、トントンさんの書類を手伝ってたり
ここまでして、何故休まないのかが不思議になるくらいに無理をする。
(あの日の夜、ロボロさんは何を話そうとしたんやろ?)
「………」
zm視点
ショッピくん、さっきからずっと黙っとるな…..
ロボロのこと心配しとるんかな?
それにしても、まさかあの時ショッピくんが「俺も行っていいですか?」と言うのは正直、意外だった。
てっきり、着いてくるならマブダチのシャオロンが着いてくるのかと思っていた。
ていうか、なんか気まずいな
ショッピくんは考え込んでるから自分から話さなそうやし……
どうしよ…..
ロボロの自室も情報管理室もまだ距離がある。
とりあえず、話しかけてみるか
「ショ、ショッピくん!」
あぶねぇ、思わず声が裏返りそうになったわ
「何ですか?」
「えっと….」
やべぇ、話す内容考えてなかった…..
「いや、正直着いてくるならシャオロンやと思っててん」
「ショッピくんが着いてくるのは意外やったから」
「何でついてきたかってことですか…..」
少し考え込む
「昨日の夜にロボロさんと会ったんですよ」
「え!そうなん?」
「はい、それで帰り際に何かを伝えようとしていて」
「それが何か引っ掛かるんですよね」
「確かにな….」
でも、あいつが伝えたかったことは多分….
「あ、情報管理室に着いたな」
「そうですね」
ガチャ
開けてみると一般兵が何人かいたが、お目当ての人物はいなかった。
「あの、ロボロさんがどこにいるか知ってますか?」
ある一般兵に聞く
「今日はまだ会っていないですよ」
「そうですか….」
「ご協力出来なくてすみません」
「あ、全然いいんやで!」
「じゃあ、ロボロ見つけたら教えてな!」
バタン
「じゃあ、次はロボロの自室やな!」
「行こか!」
「そうですね」
ショッピくんと他愛な話をしながらロボロの自室に着いた
コンコン
ショッピくんがさっきと同じようにノックをする
ガチャ
「……!」
「ロボロ…..さん?」
next→
思ったより、この話長くなるかもです。
コメント
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神だわぁ
え、、、、、すご