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なんと言ったら良いだろうか。
驚きと言うものはある一定のラインを超えると何も思わなくなるのだろう。
正確には何も考えられなくなっているだけなのだろうが….。
目の前の青い肌の鬼は頭を抱えた後、膝をつき、床に頭をつけて自分の角を両手で握り始めた。
「申し訳ない!!俺のせいだ!!」
土下座なのか?
であれば手は床につけるべきではないのか?
などという疑問は湧いたが、そんなことよりもこの鬼が放った言葉の方が勝った。
土下座もどきで謝るほどだ。
相当なことをしでかしたのだろう。
「……君は….えっと……なに?」
これが精一杯だろう。
もう僕の頭のCPUは処理不良を起こしかけている。
名前を聞くとか、「君はどこの子かな?」
と優しく語りかけるとかもできたかもしれないが、なんせ僕は彼のことを鬼、もしくはそれに類するものと認識してしまっているので、「お前はなに?」と聞く他ないのだ。
「ああ…そうか、そうだよな、んでもなぁ!!時間がねぇんだよ!」
たとえ鬼であろうが、子供?に強く出られた程度で引くわけにはいかない。
「せめて名前だけでも教えてくれる?」
「….っ…灰(かい)だ!」
名前を言うのを少し渋っていたように見えたが…..灰の子か…確かに僕も名乗りたくはない名だ。
「もういいだろ!?よく聞け!!お前はもう直ぐ殺される!!」
それは確かに時間ねぇわ。