日帝side
…このままここにいたら、多分他の奴と鉢合わせするよな…。…どっか違う所に行くか…今の状態で何かを言われたら、それこそ彼奴らを信じれなくなってしまう。
??「あ、日帝?」
日帝「っ…?」
知らない奴から呼び捨てにされたが…この子がアメリカの言ってたセーフィー…なのか?…確かに容姿は綺麗だな。まるで今も光に照らされているかのような金色の髪に、吸い込まれそうなほど神秘的で美しい藍色の目…。一目惚れしてしまうのも分かる気がする。…でも、今は俺の最大の敵らしい。…本当にこの子がそんなに酷い事をするのだろうか?
セーフィー「…実は私さっきのやつ見てたんだけど…
本っ当に傑作だったわぁw
日帝「…は…?」
セーフィー「特にアンタのあの恐怖に満ちた顔!本っ当に惨めで面白いったらないわ!ww」
…あぁ、なるほど。あの謎の声がこの子の事を…此奴の事をあんなに嫌っていたのは、あんなに乏していたのは…これが理由だったのか。確かに分かる。最初に聞いた時はそんな奴が未だにいるのかと疑問に思ってしまったが、こんな奴なのでは納得がいく。
俺も此奴の事、死ぬ程嫌いかもしれない。
いや、嫌いだ。此奴の事を好いてる奴なんているのか?…いや、いたな。…こんな奴に堕ちるなんて、お前らの感は相当鈍ったんだろうな。…そうでもしないと、こんな奴好きになるわけが無い。さっきから殴れと指令を出している脳が、その考えをより一層掻き立てさせる。
セーフィー「…どうしたの?もしかして、私にも怖気付いちゃったとか?www」
日帝「…調子にn「…そこで何をしているんだ?セーフィー。…と、日帝」
日帝「…先輩…」
ナチ「…お前に先輩と呼ばれる筋はないと、前伝えた筈だが?」
ナチ「まさか、もう忘れたとか言うんじゃないんだろうな?」
日帝「ち、違っ、」
ナチ「全く…老いぼれはこれだから困る。…行くぞ、セーフィー」スタスタ
セーフィー「ぁっ、はい!ナチス先輩!」
セーフィー「じゃ、じゃあね!日帝くん!」タッタッタッ
…どうやら俺はミスをしたらしい。…いや、そんな事よりも、彼奴のあの気色悪い猫撫で声がずっと俺の耳にこびり付いている。その事実だけで吐き気が凄まじいと言うのに、なんなんだ?この行き場のない怒りは。…いや、この感情を怒りと表すには少し可笑しいな。この怒りのような、悲しみのような、…そんな負の感情の塊みたいな…。あ、あったな。このドス黒い感情を合わす適切な言葉が。おそらくこれは…
“嫉妬”…なんだろうなぁ…
空side
空「…」
日帝「…」
イギリス「…」
…いや、気まずすぎない!?!?!?!?さっきから陸にぃずっと喋らないんだけど!?もしかして怖がってたりしてる!?僕、自分から安心させるとか言っておきながら全然安心させれてない!?!?と、とりあえず何か会話をしないと…!!
空「ぇ、えっと…り、陸にぃはそっちの世界の僕達の事どう思ってる?」
日帝「ぇ、」
…質問失敗したね!!!!すっっっっっっごく失敗したね!?!?!?!?ごめん乙女ゲーの世界の陸にぃ!!!!!すっごくごめん!!!!土下座したら許してくれるとかあるかなこれ!?!?!?
日帝「…前の貴方達は、とても強くて優しくて…僕の事を本当の友人や仲間と思ってくれてる人達って感じ…です。」
日帝「…今は、…不自然にあの子を庇う馬鹿な人達…とでも言うべきでしょうか。」
不自然にあの子を庇う馬鹿な人達…?珍しく毒を含んだような言い方をしてるけど…もしかして、そっちの世界の陸にぃ、嫉妬でもしてる…?今、一瞬目が燃え盛るような綺麗な朱色からドス黒い真っ黒な闇に変わってた気が…。
イギリス「…日帝さん、其方の世界の私は、貴方の悩みを聞くのを待つ…って約束してましたか?」
日帝「…ッ、…は、はい。約束…してました。…だけど…」
そこまで言って陸にぃは言うのを辞めてしまった。…まぁ、そこまで言われれば何となく、分かりやすいんだけどね。…多分、向こうの世界ではその”約束”とやらが果たせてないらしい。今はその約束が気になって仕様がないけど…そんな事言ってる場合じゃないよね。
イギリス「…では、こっちの世界に居るうちに先にその約束、果たしておきませんか?」
日帝「ぇッ、…でも…」
イギリス「…其方の世界の私は相当馬鹿で愚かな事を貴方に仰ったかもしれませんが、私はそんな事言いません。そう、誓います。」
日帝「…」
イギリス「…話して、くれませんか?」
日帝「…空さんは…僕に、酷い事…言いませんか?…しません…か…?」
急に自分に振られるとは思わなかった。…酷い事…ねぇ…。…其方の世界の僕は一体何をしでかしたのか知らないけど、僕はそんな事しない…。だって、陸にぃは僕の大切なお兄ちゃんなんだもん。
空「…当たり前でしょ?イギリスさんと同じく、陸にぃに酷い事なんてしないと誓うよ。」
日帝「…」
日帝「…わかり、ました。…僕が今から話す事は、この3人だけの秘密…ですからね。」
イギリス・空「…!」
イギリス「分かりました。」
空「分かった。」
次回!乙女ゲーの方の激病み中の日帝くんの前に救世主!?こっちの世界に来た日帝くんは自分の秘密を話す流れに!?…って、日帝くん、待って!?その秘密ってだいぶやばくない!?!?
お楽しみに〜!!!!
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はい、第3話めにして全然進んでいませんね。すみません()投稿頻度だって少ないって言うのにこんなゴミしか投稿できなくて申し訳ありません。今回の作品に少しだけ訂正というか付け足しをさせてください。
こっちの世界に来た日帝くんが秘密を話してくれる流れになりましたが、その秘密は乙女ゲーの方に送られた日帝くんと同じく秘密となっています。つまり、必然的にうちの日帝くんの闇もバレる訳ですね。おめでとう。
それぐらいですかね。そのうちまた書き込むかも…()
それでは、ご愛読いただきありがとうございます!!!これからも低頻度で調子を崩さない程度に頑張ろうと思いますので、引き続き、応援の方をよろしくお願いします。
ばいにゃーちゃ!
コメント
9件
神様 仏様私をこの作品に会わせてくれてありがとうございます 疲れないように頑張ってください…
心の中のセリフ毎回面白くて好きですw 投稿頑張ってください!フォロー失礼します!
面白かったです!!!!マジで最高です,,!カンヒュで病み系あんまりないので,,, 実は私貴方のお話に会ってテラーノベルを定期的に開くようになったんですよ。 お気に入りの作家さんが居なくなってしまって,,,だから貴方に感謝しています! これからも頑張ってくださいね!!!!!