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俺達…AMPTAK×COLORSの楽屋は、いつも少しうるさい。
誰かがゲームの話をして、誰かが動画の反省をして、誰かが笑ってる。
その端っこで、俺はイヤホンを外しながら、ぼんやりみんなを見ていた。
【あき】(……今日、俺いなくても回ってたな)
口には出さない。
冗談っぽく言えば笑いになるって分かってるからこそ、言わない。
自分は盛り上げ役。空気を軽くする係。
でもそれって、“必要”とは違うんじゃないか――そんな考えが、ふと頭をよぎる。
【ぷり】「あっきぃ」
【あき】「ん?どうしたの、ぷーのすけ」
【ぷり】「さっきの企画さ、あっきぃの一言なかったら普通に事故ってたで」
【あき】「え、そう?」
【まぜ】「てか、あっきぃいないと間が死ぬ」
さらっと言われて、あっきぃは一瞬言葉を失う。
【あき】「え、ちょ、急に褒めないでよ〜//どうしたの?/」
【まぜ】「事実言っただけだよ」
【ちぐ】「え!マジでそう!分かる」
【あと】「空気変えるの上手いよな」
【けち】「あっきぃいると安心するよね〜」
冗談みたいなテンポで言われるその言葉が、胸の奥にちゃんと刺さった。
俺は少し照れて、いつもの調子で笑って返す。
【あき】「なにそれwみんな今日、どうしたのw」
【ぷり】 「感謝デーじゃね?」
【まぜ】「遅いわ」
笑いが起きる。
でもその笑いの中で、俺は気づいた。
自分は端っこにいるつもりだったけど、
ちゃんと輪の中にいて、
ちゃんと名前を呼ばれて、
ちゃんと必要とされていた。
特別扱いじゃない。
でも、欠けたら分かる存在。
それが一番、愛されてる形なんだと。
【あき】「……まぁ、俺いないと始まんないもんね!」
そう言って笑う俺に、
みんなが「それな」って返す。
アンプタックカラーズの真ん中で、
俺は今日も、笑っている。