テラーノベル
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バグが直りました!!!🥳(ノ`Д´)ノ彡┻━┻
やっと書けます!
ため置きしてたのもまとめて配信しますね✨️
本編へGO( ・ω・)☞
「……全滅じゃ。蓮よ、我が神社のパソコン3台、スマホ2台をフル稼働させて臨んだ『超リアル狛犬フィギュア・限定ゴールドVer.』の予約サイト、すべて『在庫切れ』の文字しか表示されんぞ……!」ある日の夕方、社務所の床に突っ伏したコマが、涙を流しながら短い前足をバタつかせていた。
「チッ、やっぱりbot(自動購入プログラム)に買い占められたか。開始1秒で売り切れなんて人間の指業じゃねぇ」
蓮はスマホのフリマアプリ画面を睨みつけ、冷たい声を漏らす。画面には、定価5,000円のフィギュアが、早くも「転売ヤー」の手によって3万円という高額で大量に出品されていた。
「(他人の努力やファンの純粋な熱量を買い占めて、右から左に流すだけで暴利を貪る泥棒め。……まぁ、俺も暴利は貪るが、俺は自分の手を汚してお祓い(技術)を提供してるからな! コイツらと一緒にされたら神のプライドが許さねぇ)」
蓮の目が静かに怒りで燃え上がったその時、社務所に肩を落とした青年――地元の洋服デザイナーのタカシがやってきた。
「烏丸さん、聞いてください……っ。僕が何ヶ月も寝ずにデザインして、ようやく数個だけ作った限定のハンドメイド服が、全部ひとりの人間に買い占められて……今、フリマサイトで5倍の値段で転売されてるんです。本当に欲しいファンの子たちが悲しんでいて、悔しくて涙が出ます……!」
タカシが抱えるスマホから、ドロドロとした黒い液体のような怪異が這い出てきた。それは、純粋なファンの「欲しい」という執着と、転売ヤーの「金を毟り取る」という強欲が融合して生まれた怪異――『買い占めの強欲蜘蛛(テンバイ・スパイダー)』だ。
蜘蛛の脚は無数の「購入手続き完了」の画面でできており、タカシの創作意欲をじわじわと吸い上げていた。
『即購入不可』 『プロフ必読』 『限定価格』
「なるほどな。需要と供給のバランスを意図的に崩して私腹を肥やす、ネットのダニどもか」
蓮は懐から電卓を取り出し、タカシの前にピシッと提示した。
「タカシさん。お祓い代は、俺たちの精神的慰謝料の補填も含めて25万円。その代わり、お前の作品と、ついでに俺の限定フィギュアを奪っていったその『市場の害虫』を、システムごと根絶やしにしてやる」
「お願いします……! 僕の服を、ファンの元に適正な価格で届くようにしてください……っ!」
タカシが訴えた瞬間、テンバイ・スパイダーが激しいノイズを上げて跳躍し、高額な値札が貼られたデータの糸を伸ばして蓮たちに襲いかかってきた。
「コマ、不正な自動購入で市場を荒らすゴミプログラムを、アカウントごと永久追放(バン)するぞ! 神力をよこせ!」
「おうともさ! 拙者のゴールドフィギュアを奪った恨み、地獄の果てまで思い知らせてやるわァ!」
コマが怒りで激しく輝き、その神聖なエネルギーが蓮のタッチペンに一気に集約される。ペン先からは、買い占めbotの通信を強制遮断し、フリマアカウントを凍結させる「規約違反一斉通報」の青いプラズマが放たれた。
蓮は襲いかかるデータの糸を華麗なステップで躱し、複数の偽名を使ってbotを回している転売グループの「一括管理サーバー(コア)」を瞬時に特定した。
「右から左に流すだけの奴が、一番偉そうな顔すんじゃねぇよ。――在庫切れ(サービス終了)だ」
蓮がタッチペンを、怪異のコアに向かって鋭く突き刺す。
「――不正自動購入検知・転売アカウント一斉永久凍結(テンバイ・クラッシュ)!!」
ズガァァァン!!!
社務所に凄まじい衝撃音が響き渡り、テンバイ・スパイダーの怪異は「利用規約違反によりアカウントが停止されました」というエラー警告の悲鳴を上げながら、今度はシュレッダーにかけられた「ただの値札の紙屑」へと姿を変え、空気中に消滅した。
同時に、フリマアプリ上に転がっていたタカシの洋服の転売ページは一瞬で消え去り、犯人のアカウントはすべて永久凍結。さらに、蓮の裏工作(?)によって、メーカー側のサーバーに残っていた不正な予約データがすべて強制キャンセルされ、元々の定価で再販(2次受注)される手続きが自動的に開始された。
数日後。タカシの限定服は本当に欲しかったファンの元へ無事に届き、烏丸神社にも無事に定価5,000円で『超リアル狛犬フィギュア・限定ゴールドVer.』が届いた。
夜。社務所で蓮はホクホク顔でお札を数え、コマは届いたばかりのピカピカのフィギュアをうっとりと眺めていた。
「いやー、転売ヤーを潰して25万。さらにフィギュアも定価で手に入った。やっぱり自分のための仕事は最高に捗るな」
「蓮……お前、今回は完全に私怨が100%だった気がするが、結果的に多くのファンと創作者が救われたから良しとしよう」
コマがフィギュアの横に並んで、同じポーズを取りながら満足げに鼻を鳴らす。
「私怨じゃない、市場の適正化だ。さぁ、明日からは『フリマアプリ・高額転売被害の相談窓口』のバナーをホームページのトップに貼るぞ!」
拝金主義のクズ神主。彼の冷徹なタッチペンの前では、どんなに組織的な転売グループも、一瞬で消去されるただのバグデータに過ぎないようだった。
コメント
1件
いやー今回もめっちゃ面白かった!!😭💕 転売ヤーを怪異に見立てるの天才すぎるし、コマのフィギュア欲しさにマジギレするところが可愛くて笑ったww 「私怨じゃない、市場の適正化だ」って真顔で言う蓮のクズ感がたまらん😂✨ 次回も楽しみにしてるよ〜!