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テラーノベル(Teller Novel)
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皆さんは、ある地方に伝わる都市伝説をご存知だろうか。その地方では、長らく苦楽神社と呼ばれる神社で、山雅様と呼ばれる神を祀っていた。だが二〇世紀の初め、誰も神社を祀る者がいなくなり、長らく放置されることとなってしまった。神道はおろか、境内までもが荒れ果て、再生しようも出来そうもないといった状況が続いた。それから時は経ち、七十年代に差し掛かった頃、ある都市伝説が生まれた。整備されていないことに怒りを覚えた山雅様が呪いとなり、夜道を歩くものに災いをかけてるというのだ。その呪いの名は、「怨子」

次はー、苦楽台、苦楽台、お出口は左側です。

この時間だと、一人二人くらいしかいねーなー。大人になってもここ通るのはやっぱ緊張すんなー。コツコツコツ。ハイヒールか?。男ではなさそうだな。「あのーすいません。」「は、はい⁈」「神社までの行き方を教えてくれませんか?」びっくりしたー。神社?神社なんでこのへんあったっけ「すいません、僕もちょっとわかんないです。」「そう…ですか…」「それでは、こんな顔の人みませんでしたか?」

顔のあちこちに傷がつき、とても痛々しい顔をしていたが、とても美人な顔立ちだった。だが、こんな美人この辺りで見たことがない。「いやーすいません、ちょっと見たことないです。」「え?いやその…ガオー!」「…どしたんですか?」「…怖く、ないんですか?」「ある意味怖いですけど、顔の傷大丈夫かな?、と思って。」「あ、僕絆創膏持ってますよ!はい!」「あ…あ、ぇぇ?」「お礼は大丈夫です!、夜道は危ないので気を付けて帰って下さいね!」「それじゃー」

あれ?電車の中からは、自分以外誰も出てこなかったような…             END

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