テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する





「葛葉、情が写ったなんてこと、ないよね?」



「…大丈夫、情なんてうつらない。」


「叶こそ撃てんのか?」


「うん、」



僕たちはネイバーだ。

ボーダーの敵だ。





僕たちの国は幼い頃他国から襲撃を受けて灰になった。


その時に僕と葛葉は父からブラックトリガーを貰った。


いや、貰ったでは無い。


父はブラックトリガーになったのだ。








数年前




僕たちに親なんて存在はなかった。


たまたま僕と葛葉の父になる人が見つけてくれた。


幸せだった。

不自由はあるがそれなりに充実して過ごせていた。


なのに、



その幸せは一瞬で崩れた。



ボンッバンッ


「ゴホッコボッ…なん、で、ッぁあッ、」


「父さんッ!!起きて、やだッ死なないで、!!いや、ッウグッ」


「葛葉、叶、父さんは死ぬ、だからお前ら2人にはこれをやる」


「ずっと傍にいるから安心しろ、」


「や、やだッ、やだやだやだッ、〜〜〜ッぅぁ゛あぁあぁ〜ッ」



その瞬間淡い光で僕と葛葉の体が包まれる。


そして傷が治っていく。


父さんの姿は光のせいでよく見えず、ひらひらと体がかけていくのだけがわかった。


目を開けるともうそこには父さんの姿はなく、僕と葛葉の手には小さな黒い指輪のようなものがあった。






「ねぇ葛葉、僕が死んだら一緒に死んでくれる?」



「…死ぬことなんて絶対にない」


葛葉はそういう。


奇跡がない限り死ぬことは目に見えているのに、一緒に死んであげると言わない葛葉は何を考えているのだろうか。













🌈🕒ワールドトリガーパロ

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

26

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚