にこにこ様とのコラボ作品です。
注意書き自分のとこでは2話に、にこにこ様の方では1話の方に載せております。
ご本人様、それに関する方々、そして、にこにこ様にご迷惑をかけないようにしてください。
それでは!以下の事が了承できる方だけ作品をご覧下さい
ロボロと別れた後、何処と無く歩いて見る。本当にこの広い軍は、凄く綺麗だな。
なんて、思いながら廊下を歩いていると、ふと鼻歌が聞こえてくる。
「•*¨*•.¸.:*・゜♪。.:」
なんて事ない鼻歌が自分には、凄く落ち着いた。
『……きれー、』
os「…大先生が新人が来る日に鼻歌歌うなんて珍しいなぁ。」
『ウワッッ…、え、』
細目の彼はこちらを向いてにこりとしていた
「あ、驚かせるつもりは無かったんやで。」
「ただ、…久々に新人が入ったもんやからさ」
『……そう、…ですか、』
「………あ、そーや。君はなんのケーキ好き?」
『…え、?ケーキ、…ですか?』
「そうそう、あ、あと敬語外してええよ〜。」
『ケーキやったら、……』
ぐちゃぐちゃと、笑ってくれる誰かが見える。
顔全体にぐちゃぐちゃとした線を書かれているため顔を認識することは出来なかった
「僕、アレルギーで苺食べれないやん?やから、モンブランが好きなんよね〜。」
「モンブラン…?ええなぁ、…俺も、すきやわ」
「……あ、しゃおちゃん。今日は、モンブラン作らんか?」
なんで、名前をしって、…
「モンブラン!ええな!作ろうや!」
俺のことをしゃおちゃんって笑って言ってくれる彼は誰なの?
『モンブラン…やな。』
「ふーん、…モンブランねぇ…。大先生の部屋あっちだから言ってきたら?」
『…おん、!言ってくる』
大先生、…彼のことは何か刺さるんだ。それに、…あの時あんな顔をさせてしまったことを謝りたいんだ。
大先生の部屋に行く口実も出来た為、幹部棟の奥の方にある部屋をノックする。
キィィ、音を立ててその扉を開けるとこちらを向く青色。
凄く驚いた表情をする彼に向かって一言言う。
『…一緒にモンブラン作ってくれんか』
「……モンブラン…?…ええ、…けど。」
「……ひとつ、質問ええ?」
『…いいけど。』
「君は、………どういう生涯だったの?」
『なんやそれ、死んだみたいな言い方やな。』
「……」
『俺はね、そーだなぁ。…スラム街で育って、そのまま体の使い方で拾われて、軍学校行って、そこら辺ぶらぶらしとる時にロボロに出会って、そのまま軍や。いっちゃん最初の自己紹介の時も言ったやろ?』
「……ぉん。そぉやね。」
そう、その顔。俺はその顔をさせたくなかったんや。…
『…ほんま、ごめん。』
なにも気にせず声はゆっくりと発せられた
「…君は、わるくない。悪いのは僕やで。」
「……ぉん。そぉやね。」
シャオちゃんは、…シャオちゃんじゃない、でも、それは分かっていたとしても。
彼に、縋ってしまうんだ。縋ってしまはないようにしたくても、…どう頑張ったって、縋ってしまうの。
「…ほんま、ごめん」
なんで君が謝るの?ちがう、そう言わせたい訳じゃない。君はそんなこと言わない…。
シャオちゃんは、……僕と会った記憶が無かった。……もしかして、そもそもとして、
彼は、姿が似ているだけなのかもしれない。
世界には同じような容姿の人間が3人いると呼ばれているしね。
そう、そうやって納得したいんや、 ぼくは、
ごめん、…ごめんね、
『…きみは悪くない。悪いのは僕やで』
全部、…ぼくがわるいの。ごめん、…シャオちゃん
いつからだろうか。
こんなにもぼくが僕を責めるようになったのは
いつからだろうか。
里親の元へと行き、円満な生活をした。軍にいき、幸せな生活をした。 でも、…、でも!
何かが足りないんだ。あの時、居なくなった君を…ぼくは、きみを、…ずっと、ずっと
探してるんだ。
コメント
1件
この作品すこ、 切ないのがまたいい!