テラーノベル
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ゑぬ。
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ruruha
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空凪 せつな
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あなた:……銀河の中心で生まれた、子……?じゃあ、さっきの記録のふたりが救おうとした『世界』の、その爆発の渦中にいたってこと……?
ローイ:警告。対象から生命反応および高エネルギーの乱れを感知。しかし攻撃意図は検出されません。……あなた、彼女の言葉をそのまま真に受けるのは論理的ではありませんよ
少女:ふふ、ローイくんだったかしら? 精密なAIのお人形さんには、この本の『行間』に詰まった魂の重さまでは解析できないかもしれないわね。……でも、あなたは少しだけ感じてくれたんじゃない?
あなた:神様になった奴と、輪廻を繰り返すことになった奴……。
終わらない時間のなかで擦り減っていくって、それじゃあ……ふたりは今もどこかで、出逢えないまま探し続けてるってこと……?
少女:さあね。もう出逢えているかもしれないし、まだ幾千もの夜を越えている最中かもしれない。……ただひとつ言えるのは、彼らが紡いだ『悪あがき』のおかげで、巡り巡って今、あたしとあなたがこうして言葉を交わせているということよ
少女:物語の続きを読むか、ただの古いおとぎ話として閉じるかは、あなた次第。……でもね、もし夜空を見上げることがあったら、思い出してあげて。星の海を漂う、バカで愛おしい二人の発明者のことを
ローイ:……未確認生命体の反応、完全に消失しました。本のデータの復元率は現在42%です。……マスター、次の記録を再生しますか? それとも、一旦お休みに整理されますか?
あなた:…いや、まず……アンタの名前は?そして、アンタのことをどう呼んだらいい?
深雪(みゆ):あたしの名前は、深雪(みゆ)よ。…このまま深雪って呼んでちょうだい
あなた:あ、あたしの名前は…レード!…コードネームの『読者』でもいい!
深雪:…じゃあ、読者で呼ばせてもらうわ
あなた:う、うん!
あなた:ローイ、警戒値を下げて
ローイ:今回は警戒値数を下げない方をオススメします
あなた:じゃあ、そのままで
深雪:はぁ……あたし、こんなに可愛い美少女なのに……見た目で信頼は買えないのはわかってるけど、なんだか気にくわないわ?
あなた:じゃあ、あんたが安全である証拠を見せて?
深雪:しょ、証拠?具体的にどんなのよ?
あなた:うーん、一般読者たちが集う『図書運命』、または『図書協会』ってのを知ってる?
深雪:ええ、知ってるわ。図書協会は、読者になるための機関。新しい文献や本もそこで受け付けられているわ
あなた:じゃあ、図書協会はどこにある?
深雪:世界各地よ。この惑星のすべての国……19ヵ国のうち1国目、運命を信じる国「ダイヤトーン」は首都『ロイヤルダイヤモンド』に。2国目の奇跡を信じる国、「アビーロッリメラ」も首都、『ルビーメラ』に。3国目の偶然を信じる国、「コーナアイトリア」も首都、『セートンミラー』に。4国目の正夢を信じる国「ドリームテクノロジー」も首都、『ツートングレー』に……
ローイ:正解です。では、私の製造地はどこでしょう。誰もが私を見ただけで製造地を当てれます
深雪:あなたの製造地は機械を信じる国、「スタイリッシュテクノサイエンス」の工業地帯…もとい首都の『サイエンスシャーレ』ね。あそこは特徴的な機械ばかり作るから分かりやすいわ!
あなた:じゃあ、質問をするけど…
深雪:なぁに?
あなた:あんた、読者本ってのを持ってる?
深雪:読者本?あぁ、読者たちだけ持てる手帳や証明書のようなものね!あるわよ!12年前に登録済み!
あなた:じゅ、じゅーにねんまえ!?あんた、11歳くらいの少女かなあって思ったら、結構年食ってる…?
深雪:女の子にそれを聞くのは厳禁よ、厳禁!例え、同性であってもね!
あなた:えーいいだろ!同性なんだし!
深雪:ダメよ!
あなた:ちぇー。ま、読者本を持ってるなら見せてよ
深雪:はい!これでどうかしら?
あなた:…うん、これで仲間ってことは確定したね!
ローイ:警戒値数を下げます……深雪さん。先程は無礼にも警戒してしまって申し訳ありません。
深雪:別にいいの!あたし、元々警戒されやすいから……
あなた:元々警戒されやすいって何!?
深雪:えへへ……
コメント
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リオンです、第3話読了しました。 深雪さん、読者本を12年前に持ってるってことは結構な“先輩読者”なんですね。見た目とのギャップが良い。ローイくんが警戒値を下げたあとの「申し訳ありません」の切り替えの速さ、AIらしくて好きです。あと「銀河の中心で生まれた子」と「神様になった奴」の関係性、まだまだ謎が多くて気になりますね。次、どんな記録が再生されるのか、楽しみにしてます。