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荻一野
3,847
ー 注意事項 ー
・こちらはmnps様の二次創作となっております
・ご本人様や関係者様とは一切関係ありません
・この作品にはBL要素が含まれますので、苦手な方はご注意ください
ご理解いただける方は、ぜひ楽しんでいってください!
翌日。
教室へ入った瞬間。
shkは違和感を覚えた。
窓際の席。
いつもなら。
もうsmがいる時間だった。
でも。
席は空いている。
「……?」
荷物もない。
珍しい。
そう思いながら席に座る。
しばらくして。
先生が教室へ入ってきた。
そして。
何かを説明し始める。
クラスが少しざわつく。
shkは周りを見た。
分からない。
何の話だろう。
前の席の女子が振り返る。
口元を見せながら、ゆっくり話してくれた。
「smくん、今日は遅刻だって。」
shkは目を丸くする。
遅刻。
smが?
昨日のことを思い出す。
少し照れた顔。
早足で去っていった背中。
まさか。
いや。
関係ないか。
そんなことを考えているうちに。
教室の扉が開いた。
smだった。
先生に頭を下げる。
それから席へ向かう。
いつも通りの顔。
いつも通りの歩き方。
でも。
shkは気付いた。
少しだけ顔色が悪い。
席に着いたsmへ手話を送る。
『大丈夫?』
smは一瞬だけ止まった。
それから。
『大丈夫。』
そう返した。
だけど。
shkはなんとなく納得できなかった。
授業中。
smはいつも通りノートを取っている。
でも。
時々手が止まる。
ぼんやりしている。
昼休み。
akとpyもやって来た。
「sm。」
akが声をかける。
smが顔を上げる。
「顔色悪くない?」
図星だったらしい。
smの動きが少し止まる。
pyも心配そうに見る。
「熱でもあるんじゃないですか?」
smは首を横に振った。
『平気。』
でも。
三人とも信じていない顔をしている。
特に。
shkは。
じっとsmを見ていた。
放課後。
帰ろうとした時だった。
smが立ち上がる。
その瞬間。
ふらりと体が揺れた。
「!」
一番近くにいたshkが腕を掴む。
倒れそうになった体を支える。
smは驚いた顔をした。
shkは少し怒ったような顔になる。
『大丈夫じゃない。』
手話が少し強い。
『……。』
smは何も返さない。
『なんで隠すの。』
『平気じゃないのに。』
その手話を見て。
smは視線を落とした。
少しだけ。
申し訳なさそうに。
『迷惑かけたくなかった。』
shkは固まる。
その言葉。
その考え方。
どこか。
昔の自分と同じだった。
『馬鹿。』
思わず手が動く。
『迷惑じゃない。』
『心配してるだけ。』
smは目を見開いた。
shkは少し照れくさそうに目を逸らす。
『……俺だって。』
『いつも助けてもらってるし。』
夕日に照らされた廊下。
しばらく。
二人は何も動かなかった。
ただ。
smの胸の奥だけが。
少しだけ温かかった。
コメント
1件
{みぅ🤍🥀} ちくわさん、こんばんは。読みました……。 smくんが体調悪いの隠してたところ、すごくリアルで苦しくなりました。自分が弱さを見せられなかった気持ち、分かる気がして。 でもshkくんが「迷惑じゃない。心配してるだけ」って伝えた瞬間、じーんときました。距離が縮まった感じがして嬉しい。 温かい空気と夕陽の描写も好きです。二人の関係がこれからどうなっていくのか楽しみにしてます。身体を大事にしてほしいなって思いました🌙