今日は、煉獄さんの仕事がなく1日中一緒にいた。
「炭次郎、来週1ヶ月出張だから利口でいるんだぞ」
「はい!俺長男なんで利口でいられます!」
煉獄さんが途中怪しげな行動を少ししていたのに気づいた。夜になり、煉獄さんが部屋を出て行ったときに煉獄さんがさっき怪しげなことをしていたところを触ると壁が外れた。嬉しかったけど、今逃げたらその後がどうなるかがわからなくなる。逃げた後煉獄さんが絶対に追いかけてくるのは確かだ。
だからと言っていつ逃げればいいのか・・・
そうだ!
さっき1ヵ月出張と言っていたのでそこで逃げよう
そして出張当日、
「炭次郎、1ヵ月元気でいるんだぞ」
「はい」
「とても1ヵ月が長く感じるかもしれないが、辛抱してくれよ。
仕事が終わり次第すぐに帰ってくるからな!」
「わかりました。煉獄さんもお仕事がんばんてくださいね。」
「あぁ〜わかった、炭次郎も利口で待っていなさい」
そして、煉獄さんは、出張に行った。
俺もすぐに出ようと思ったが、途中煉獄さんにあったら、後がないと思い明日逃げることにした。
次の日、朝早くに起きすぐにこの家を出た。
すぐに外に出られた喜びが胸に溢れた。
俺は、街の人に聞きながら、ここが何処などを聞いた
そして俺は、家族の居る家に着いた。けれど中はとても静かで不思議だった。静かに玄関の扉を開けるとそこには家具などがなく何処かに引っ越しをしたのかと思った。部屋には、1枚の手紙が置いてあった。
( 炭次郎へ
貴方がお父さんの借金を一人で背負わせてしまってごめんね。妹や弟たちがあなたの帰りを毎日待っていたけど、帰ってくる日が少なくなってきてお出迎えの準備をしなくなったの、お母さんはね、街に降りたときあなたが(夜の仕事)をしているのを知って、悲しかった。あなた一人にたくさんのものを背負わせてしまって・・・もしこの手紙を読んでいるのであれば、お母さんや妹、弟達は別の場所に引っ越しをしたのあなたを連れて行きたかったけど、炭次郎が帰ってこなくなってきて家族だけで引っ越しをすることにしたのごめんね、
これからは、炭次郎のありのままで生きてね。
by お母さん)
頭の中が混乱してその場から動けなくなった。丁度通りかかった近所のモブ山さんが
「炭次郎君、どうしてこんなところにいるの?」
俺は何故そんなことを聞かれたのか不思議に思った。
そしてモブ山さんは、続けて言った
「たんじろう君の家族はね、約1年前に強盗に襲われて家族みんな殺されてしまったんだよ。身体がバラバラで見るかったんだ。気をたしかにもつんだよ。」
「は?もう・・・家族に会えないのか・・・絶対ない
そんなのありえない・・ょ」
突然のことで声にならないくらい泣いた。
落ち着いてから、
(待てよ、ここ数日いなかっただけでなんでこんなに時間ががすぎているんだ?)
「すみません、モブ山さん今は何月何日ですか?」
「今はね、2022年3月4日だよ」
嘘だろう、俺が煉獄さんに連れ去られたのは2018年だ。なんで4年もたっているんだ。
その時背中に虫唾が走った。
(煉獄さんの家にいる時わそんなに時間が空いた感覚がなかった。最初煉獄さんと会った時、暖かく、優しい匂いそして獣の匂いがした。
もし今煉獄さんの家にいたら食べられていたかもしれない)