👓🙂です
下手
長い
付き合ってない
krside
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最近スマイルは隈が酷くなっている
何故かは分からない
きっと聞いても返答は無いようなものだろう
kr「スマイル、大丈夫?」
sm「何が」
kr「いや、最近隈増えたなと思って、」
sm「別に、何でもない」
kr「そっか」
俺はスマイルの全てを知っている訳では無い
それでも少しは相談して欲しい
最近Broooockとよく空き教室に籠っているが
一体何をしているのだろう、
次の日
「きりやんッ、」
2人が居るはずの空き教室を横切ろうとした
なのに聞こえる声は2人の声ではなく
聞こえない程静かな弱々しい声が聞こえた
泣いている、
そして俺の名前を呼ばれたのなら行かなければならない
kr「誰、?」
鼻を啜る音と呼吸音だけで返答は無い
もしかしたら俺のせいなのかもしれない
少し躊躇ったがノックをし入った
泣いているのは俺の想い人
そう、スマイルだ
kr「スマイル、?」
誰であれ戸惑うだろう
自分の想い人が自分の名前を呼び
静かに泣いているのだから
それも、自分の胸で
kr「わっ、どうしたの」
sm「ぶるーく、じゃない、?」
kr「きりやんだけど、」
何だか申し訳ない気持ちになる
Broooockなら許すのか、
それが俺だったらな
そんな酷い思考が駆け巡る
sm「ごめッ、離れる、」
離れなくてもいいのに、
sm「ぇ、?」
kr「あれ、声に出てた、?」
いつの間にか声に出していた
きっとこれは俺の良心ではなく
願望、と言った方が良いだろう
kr「本当ではあるから、」
kr「ぁ、でも嫌だったら離れて、良いよ、?」
自分で言ったことが憎く感じる
離れないで欲しいと願っているのに
sm「じゃあ離れないでもいい、?」
kr「、いいよ」
何故こんなにも優しいのだろうか
きっと彼の想い人は他に居るのに
違う
他に居るから、か
俺とスマイルは身長がとても近い
抱きつかれたら当然
耳元で泣き声が聞こえるだろう
泣き声を聞いたら抱き締めない訳にも行かない
彼の体温がとても暖かく心地よい
こんな嬉しい時彼が帰ってきてしまった
br「スマイル、!」
br「ときり、やん、?」
brside
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良く友達に恋愛相談をされる僕
今日は恋愛相談と言うより
普通の相談だった
「毎日の様に” ”が要らないって、夢でッ、」
「ッ言うはずないんだけどなぁ、」
ついに泣き出してしまった
こうなっては思う存分泣かせようと思い
僕は飲み物を買いに行った
きっといつものことだと思ったから
今友達がどんな状況なのかも知らず
ーーーーーー
いつもの空き教室に帰ってきた
スマイルが1人、ではなく
スマイルの想い人
br「スマイル、!」
br「ときり、やん、?」
きりやんもいるのだ
当然戸惑うだろう
何だか申し訳ない
今度きりやんには何が奢ろう
とにかく今は聞きたいことだけ聞こう
それ以外は今聞く必要はない
br「、何で居るの」
kr「泣いてる子が俺の名前を呼んだから、?」
何で疑問形なんだよとは思うが今は良い
br「何でスマイルがそこに居るの、」
当然気になるだろう
何故なら2人とも抱き締めあっているんだから
kr「俺も、分かんない」
まぁ、そうだろう
きっと僕だと思い抱きついたら
想い人が居たのだから
離れる訳が無い
sm「ぶるーく、?」
今だけは名前を呼ばないで欲しかった
さっきのきりやんとは目付きが代わり
睨む様な、取るなと言うような目になった
きっと思い出したのだろう
抱きつかれる対象が僕だったかもしれないって事を
スマイルが離れようとするときりやんが何かを耳打ちした
流石に僕には聞こえなかった
だが、後ろ向きのスマイルの耳が
いつにも増して真っ赤に染まっていた
どうしよう
別にこの2人の恋が実るのはいいが
この状況
逃げるか、?
本当に何をしてるんだ僕は
あの時出ていけば良かった
だが今だけは嬉しいことが起こった
本当に忘れ物をしてしまったのだ
自販機の横にスマホを
流石にスマホはやばいと思い
忘れ物を取りに行った
それも、逃げるように
br「ぁ、忘れ物した、」
br「ごめん、取ってくる、!」
やっと地獄のような空間から逃げれた、
krside
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離れようとするスマイルに
行かないで、と耳打ちすると
びっくりしたのか力が少し抜けている
だから俺は彼を抱き締める力を強めた
目の前に居る彼、
スマイルの想い人は突然焦りだした
何が起きたのだろうか
br「ぁ、忘れ物した、」
br「ごめん、取ってくる、!」
こちらと言っては好都合すぎる
スマイルが泣き止むまで抱きしめられる、
何て嬉しい事なのだろう
sm「ゃめろッ、」
kr「ごめん、大丈夫、?」
smside
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー最近は毎日の様にきりやんが夢に出てくる
それも悪夢に
「邪魔」「要らない、」
そんな言葉だらけだ
いつも相談させてくれるBroooockには話した
話しているうちに泣いてしまった
いつものように1人にしてくれた
ただ今は1人が嫌だった
きりやんじゃないきりやんが
俺に囁いてくるから
「スマイル、」
「俺はお前が嫌いだよ、」
本当に言われている様に鮮明に聞こえる
怖い、誰か誰か来てくれ
やっとBroooockが帰ってきた
そう思った隙にいつの間にか抱きついていた
「わっ、どうしたの」
聞こえる声はBroooockだと思った
だけど違った
きりやんだった
離れなくてはと思い直ぐに謝り離れようとした
sm「ごめッ、離れる」
kr「離れなくてもいいのに、」
そんな言葉を想い人から聞いたら
離れられないだろう
sm「じゃあ離れないでもいい、?」
kr「、いいよ」
いつにも増して優しい声
返事の前に何か話しているようにも聞こえたが
聞こえなくても許してくれ
いつの間にか誰か帰ってきた
声を聞くまで誰かも分からなかった
誰かなんて考えられなかった
それが本当の声なのかも分からなかったから
きりやんと話していてやっと人間なのを理解した
人間と分かり離れようとするときりやんに囁かれた
kr「行かないで、」
嬉しかった
きっと俺が泣いているからだろうが
想い人に言われ嬉しくない筈がない
顔がどんどん熱くなる
何故か少し力が抜けた気がした
きりやんは俺を抱き締める力を強めた
また声がした
やっとBroooockだと分かり本当か確認した
sm「ぶるーく、?」
彼の名前を呼ぶとまた力が強まった
扉が閉じる音がした
きっとBroooockが出ていったのだろう
2人きりになった途端また始まった
今抱き締めてくれている”きりやん”じゃない
“きりやん”が俺を蔑み始めた
聞きたくない、
辞めろ、
やめて、!
違う、きりやんじゃない
違う、!
辞めろ、!!!!
今抱きしめてくれているきりやんが俺の背中をさする
とても安心する
“あれ”がきりやんじゃないとハッキリと分かる
それでも、同じ顔同じ声
全てが同じ過ぎる
怖い、
ただ怖い
違う、
あんなのじゃない、!!
違う!!!
kr「スマイルッ、!」
sm「ハッ、」
kr「大丈夫、?」
kr「凄いうなされてたけど、」
sm「大丈夫、」
俺を悪夢から解放してくれたようだ
安心した
きりやんが居る
目の前に
“あんなの”じゃない
良かった、
いつもの俺が好きなきりやんだ、
kr「は、ぇ?」
何に驚いてるんだ
もしや、声に出てたか?
一応確認しよう
sm「声に出てた、?」
kr「、うん」
はぁー、最悪だ
嫌われてしまう
友情的な物だと思われたい
きっとこの感情がバレてしまったら
関係は途絶えるだろう
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いつの間にか逃げ出していた
相手から直接言われる位なら逃げた方がましだ
もう二度と戻れない
関わってはいけない
ごめん、きりやん
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また次の話で
3000以上も読んで頂きありがとうございます
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