テラーノベル
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俺は千歳をなだめて落ち着かせ、「少し時間は掛かるけど何とかする」と伝えた。
千歳はしゃくりあげながら言った。
『でっ、でも、一度世に出ちゃったらコピーし放題じゃないか!』
「俺たちには、インターネット付喪神がついてる」
そう、俺のファンならあるいは。
千歳は目を見開いた。
『あっ、あいつなら……』
「頼んでみる、できるだけのお礼するって言って」
千歳はおれにしがみつかんばかりの勢いで言った。
『頼む! 全部消してくれ!』
「わかった」
俺は、即Discordで俺のファンに連絡し、事のあらましとばら撒かれた画像を消して欲しいことを伝えた。
「お礼は何でもする」
[では、すべて消して、同様の画像が上がったら即消えるようにしておこう。ついては、またファンサをお願いしたい]
「何すればいい?」
[VRChatでまた会って話したい。大した話があるわけではないが、あなたとおしゃべりがしたい]
「わかった。でも、俺もやることがあるから、この件が一段落してからでいい?」
[いつでもいい]
「うん、ありがとう」
俺はひとまずホッとして、千歳に「全部消せるった。これから上がるのも全消しするって」と言った。
『本当か!?』
「あの人はちゃんとやる人だよ、だから安心して」
『うん、よかったあ……』
千歳は大きく安堵のため息をついた。
「それでね、俺は俺で、相手に二度とああいうの作らせないようにするから」
『え? どうやるんだ?』
不思議そうな千歳に、俺は優しく言った。
「うまくいったら言うね」
『うん……』
千歳は首を傾げていたが、俺はパソコンに向かった。
手がかりは、ディープフェイクポルノを上げたアカウントのみ。しかし、ログを全部掘り返すことはできる。そこから他のアカウントや、FacebookやInstagramへの足跡も辿れるかもしれない。
全部調べてやる。相手の個人情報を、出来る限り掴んでやる。
#幽霊
凛道桜嵐 新
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がくじゅつてき・あかげ
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わーい
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コメント
1件
第855話、読みました。ディープフェイクって実際に身近な問題になってきてるからこそ、千歳ちゃんの恐怖がすごく伝わってきた……。でも「インターネット付喪神」って存在に頼れるのがこの作品ならではだなと思った。VRChatでおしゃべりしたいってファンサの要求、なんだかほっこりしたわ。最後の「全部調べてやる」って主人公の決意、ゾクッときた。次どうなるか気になる🔥