過去のお話
看「おめでとうございます!!双子ですよ!!」
向「う…うそやん、、」
ここ最近、体調悪くて近くの病院行ったら産婦人科を紹介され、「え?」と思いながら受診するとまさかの…妊娠‼
いやいや、いやいやいや、いやいやいやいや、
妊娠できる体質ってことは知っとるで?知っとるけど…ほんまかい、、
看「あまり激しい運動はせずに、」
向「はっ…⁉//」
看「…? 安静にしててくださいね」
向「ぇ、あ、あ、はいっ」
あかん危ない危ない
”激しい運動”言われたらちょっと…うん。なんもないです。
向「ありがとうございました、、」
相手はもちろん蓮くん。
俳優とモデルをやってる、かっこよくて自慢の旦那さん
優しい蓮くんに限って…中絶しろ、なんて言わんと思うけど、、
やっぱあかんのかなぁ、、
向「うわぁ、、なんて言お~…」
嬉しさ半分、不安半分で家に入る。
玄関には蓮くんの靴が置いてあった
目「おっ。おかえり、康二」
向「わっ、蓮くん…。ただいま」
目「?」
向「お仕事終わったん?」
目「今日は早く上がれたんだ」
向「そか~」
玄関まで迎えに来てくれた蓮くんの手を握りながらリビングにはいる。
後ろをついてくるのかわええ、笑
向「よしっ、、ご飯つくろ~」
目「あ、まだ途中だけど俺作ってるよ」
…なんていい旦那や・・・‼
目「でもちょっと味付け自信ないからさ、そこしてほしいな。俺洗い物するから」
向「あっ、うん!ええで」
目「んふ、ありがと」
キッチンに並んで作業をする
いつ言えばええかなぁ、
目「あ、そういえば今日どっか行ってたの?」
向「‼…ごほっ、」
目「??」
なんか引っかかったやん!苦しっ、
向「えほっ、こほっ、」
目「ちょっ、えぇ?大丈夫?水いる?」
向「いやっ、うん、大丈夫。大丈夫ちゃうけど、、大丈夫、うん」
目「???」
ジト目で見てくる蓮くん。さすがに言わなあかんよなぁ
向「…今日な」
目「うん」
向「産婦人科、行ってきてん」
目「・・・・・・・・え⁉⁉」
時差‼‼
目「え?ちょ、え?え?えぇ?」
向「それでな、その、、妊娠、しとって、」
パリン‼
言ったとたん、ガラスが割れる音がした。
びっくりして床を見ると、割れてるコップ。んで、棒立ちの蓮くん。
…時止まった?
目「ほ、ほんと、、?」
向「あぁっ!危ない!ガラス!動かんで!」
目「えっ?あ、ごめん割っちゃった」
向「それはええよ、ほら足、ガラス踏むで」
とりあえずガラスを片付ける
終わった後、少し沈黙が流れた
目「…ほんと?」
向「こんなウソ言わんよ、」
目「、、」
向「体調悪かったんも、それが理由やて、、」
目「…」
向「あ、あと双子って、」
目「双子!?!?!?!?!?」
向「ちょっ、食器‼落とす‼」
目「~っぶね、」
次は皿割るとこやったやんかぁ、、
目「えっと、えっとじゃあこっち‼」
向「ん!?!?」
腕を引っ張られソファーに座らされる
目「そっかぁ、、双子かあ、、んふっ、俺達の子なんだね」
向「、、おろせ、とか、別れようとか、言わんの…?」
目「!?!?言うわけないじゃん」
向「そっ、、、かぁ、よかったぁ」
ぽろぽろと涙を流すと少し笑われた
「そこの心配?」って
目「俺の大好きな奥さんなのに離すわけないでしょ?」
向「せやな、笑」
目「ありがとう康二。俺幸せだわ」
向「そら嬉しいなぁ、、。俺も幸せやで」
目「ふふ、俺パパになるのかぁ」
向「俺はママやな~」
目「ママのこと取られないように俺も頑張らなきゃ」
向「なに言うとんねん笑」
蓮くんは俺の前に座って、くふくふ笑いながらお腹を撫でた
向「まだ全然、おなか出とらんよ?」
目「い~の」
五分くらい愛おしそうに撫でたあと、寝室に行って毛布を持ってきた
向「んぶ、」
目「おなかあっためようね」
しかもココアまで準備してくれる
目「はい、ど~ぞ」
向「え?飲んでええの?」
目「うん!」
向「ありがと、/」
目「んふ笑 俺ご飯してくるから待ってて」
向「ぁ…」
俺が何か言う前にキッチンに戻ってしまった蓮くん。
珍しく鼻歌歌ってる、笑
………………
………
…
〔夕飯のあと〕
目「いーい?」
向「うん?」
目「体調悪くなったらすぐ俺に言うとこ。仕事中でも連絡していいからね」
向「や、仕事中はさすがに、、」
目「返事」
向「…あい」
目「ん。あと無理はしないこと。家のこともなるべく、できることは俺がするから康二は安静に、」
向「それは、蓮くんが無理することになるんちゃう?」
目「俺?全然無理じゃないよ。やりたくてやってることだし、康二は今から大変になっていくんだからこれくらいしなきゃ」
向「ふ、笑」
目「あっ、身体あまり冷やさないようにね」
向「はい!気を付ける!」
俺のことを心配してか、いろいろ言うてくれる蓮くん。
ほんまええ人すぎ、、
目「あ~、好き。康二大好き。」
向「んふっ、俺も。愛してんで」
目「…幸せすぎて飛んでいきそう、、」
向「飛ぶな飛ぶなw」
目「楽しみだなぁ、、、、」
向「ね」
目「女の子かな、いや男の子?」腹撫
向「気が早いな笑」
元気で可愛い双子が生まれるのは、数か月後の別のお話
コメント
8件
康二が体調悪かったときのお話が見たいです
やっぱり関西弁上手だな〜 師匠にしてもいいですか?!