テラーノベル
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🇺🇸︰カナダ……っ…
俺はカナダが去っていった方向をずっと見つめていた。
……急になんで、どうして、そんな気持ちでごちゃごちゃになる。
何が、ダメなのか、誰の、せいなのかも。
……まさかね。
🇺🇸︰っ!、おやじ達ッ ……!!(クルッ!
俺は助けを求めるかのように後ろをむく。
🇬🇧︰……ッ(フィッ…
🇫🇷︰……、……、
2人に話しかけようとしたが、2人は放心状態だった
……無理もない、育て親の2人からすると、あまりいいものではないからだ。
🇺🇸︰っ……くそっ……!!(ギュゥッッ……
俺はどこにぶつけたらいいか分からない怒りと悲しみを拳に詰めた。
でも、そんな事しても俺の手がきしんで痛くなるだけ。
……。ふと、あることを思いつく
🇺🇸︰……困ってる弟を救うことは、兄ちゃんとして当然の役割だよな……?
俺はいつもの会議と同じように、皆から見える位置に立ち、皆を見つめ、それから口を開く。
🇺🇸︰みんな、俺に協力してくれないか?
全員の視線が俺を突き刺す。
いつもとは違う感じで怖かったんだが。
🇯🇵︰…当たり前ですっ。
🇯🇵︰言われなくても、行動しますっ!!……心配、ですからね。
🇺🇸︰っ……ッ!!にほんっ……!!(パァッ……!
俺の日本がまっさきに言葉を発してくれて嬉しかった。
それに続いて、色々な国が俺に賛成してくれた。
🇩🇪︰…まぁ、このままにしておく訳には行かないからな。
🇮🇹︰ドイツ……っ、イオも手伝うんね!!(ぴしっ!
イタリアはドイツが行かなきゃ来なかったのか……と思いながらも、一応感謝はした。
🇨🇳︰……まぁ!この中国様がいたら百人力ネ!我がついて行くヨ!感謝しろヨ!ブルブル……(フンッ!
中国は偉そうにしてたが、手が少し震えていた。
……正直に言えよなぁ……
🇺🇸︰……で、親父たちはどうする?辛いのはよくわかるから、別無理しなくても……
🇬🇧︰いえ、
親父は深くかぶっていたシルクハットを、顔が見えるくらいまであげる。
🇬🇧︰……私たちの息子です、何としても助けますよ。
🇫🇷︰そうそう、さっきは取り乱しちゃったけど、もう大丈夫!僕も手伝うからね!
ぱちっ、とフランスがいつもの調子でウインクしてきたから俺は、ちょっとだけど、元気が出た。
🇺🇸︰っじゃあ、これからーー。
ガタンッ……!!!
椅子がテーブルに打ち付けられる音が少し大きく聞こえた。
そこを見ると、いつの間にか立っていた雪国の男が会議室の出口向かって歩いていた。
🇷🇺︰……はぁ…ッチ……(スタスタ……
突然どこかへ行きかけるロシアを見て、俺は慌てて止めた。
🇺🇸︰おい!?どこ行くんだよっ!?(焦
その声でロシアはピタリと止まり、こちらへ踵を返す。
🇷🇺︰どこでもいいだろ、外の空気吸って来るんだよ。
🇺🇸︰っ、でも、
🇷🇺︰……クルリ……(スタスタ……
落ち着いた低い声と机に置かれたまんまのウォッカの瓶を見て、俺は黙ることを余儀なくされた。
🇨🇦︰…ん?寝てた…?(パチリッ、…
僕が目を覚ますと見えたのは暗めの自分の部屋ではない壁と、ウォッカの瓶と、それとーーー。
🇷🇺︰ん、起きたか、おはよう。
顔近くにある、ロシアの顔。
そして僕の頭を撫でるさっきより暖かくなった手
🇨🇦︰っぁッ!?!!???(驚
僕は驚いた。
🇷🇺︰ん?どうした?(ヨシヨシ
僕が起きたにも関わらずロシアは頭を撫で続ける
🇨🇦︰ちょ、ちょっと…っ!?//
🇨🇦︰なんで頭撫でて来るのっ!?////(照
僕がそういうと、ロシアは あぁ という感じで頷き僕に話した。
🇷🇺︰…なんか弟みたいだなって思ってな。
ロシアは1拍置いて話す
🇷🇺︰…嫌だったか?
ロシアの普段は見せない顔に、僕は少しーーー。
🇨🇦︰…いや、
🇨🇦︰ちょっと懐かしい感じがして嬉しかった…//
僕の発言に驚いたのか、ロシアは目を見開いた
🇷🇺︰…そうか。
🇨🇦︰(…)
懐かしいな…兄さん…も、、。
兄さん……。
……。
🇷🇺︰…ッ。
🇨🇦︰ただいまぁ〜…。(ガチャン
僕は1人玄関でしんとした空気に挨拶をする。
🇨🇦︰…
僕は今日のことを思い出してた。
ロシアが寄り添ってくれた事。
やっぱりイライラすること。
兄さんのあの目。
あの…。
…そして…
🇨🇦︰…くすり、欲しいな。
くすりが、欲しいこと。
タッタッタッタ、…
🇨🇦︰はぁっ…はぁっ…!(バンッ!!!
僕は乱暴にドアを開け、くすりを探し出した。
🇨🇦︰ガサゴソ…ない…っ…ない…ガサガサ…
その時、カツン、と手に当たる。
🇨🇦︰っあった!!!
僕は手に当たったものをさっと取り出し、ガチャガチャとくすりを取り出す。
一気に3、4粒取り出し、口に放り込む。
🇨🇦︰ん、んぐっ…ッ!ゴクンッ…!!(飲
ぐらぐらと、視界が揺れる
とっても
🇨🇦︰気持ちぃ…//♡ッ♡
…あれ、
どこからか声が聞こえるな
🇺🇸(空想)︰ダメだ。くすりはやめろ!
🇺🇸(空想)︰今すぐやめてくれ!!!
…ダメって、言ってる
くすりはダメ、って
でもさぁ
誰かわかんないし
気持ちい時間を邪魔するなら、
僕にとっては
敵だね。
🇨🇦︰ぅへっ♡?//ピクッ、あ〜〜〜♡♡
🇨🇦︰ぉ”ぁっ♡♡//ピクッ♡♡しゅき…っ♡
ごめんね、ロシア
やっぱおくすり、やめれないな。
…兄さんのことを、忘れるために必要なんだ。
…僕は孤独でも……。
🇨🇦︰だいじょーぶだもんね//…(ニヘェ、、
…。
コメント
7件
これのせいで(これのおかげ) カナダ推しになったんですけど⸜❤︎⸝
どんどんカナダがぁ... 救われてほしいよぉ…
最高でした‼︎フォロー失礼します‼︎