テラーノベル
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(うー!練習試合、ついに明日だあ!)
私は緊張しながら、武田先生の説明を聞いていた。
(日向も影山さんも、蛍くんも出るのか!)
(すごいなー!)
勝てるか分からないけど、どんな試合になるか、どんな人がいるか、楽しみにしていた。
「『お願いします!』」
私たちは武田先生に挨拶をして、バスに乗り込んだ。
(酔わないかなー、)
(てか清水先輩の隣!緊張する!)
(やっぱ可愛い!!美しい!)
『失礼します。』
私は緊張しつつ清水先輩の隣に座った。私の
緊張が伝わったのか、清水先輩が口を開く。
「緊張しないで。」
「私たちは落ち着いて選手のサポートをするのが仕事だから。」
『はい!』
(清水先輩、優しいなー!)
清水先輩と私は仕事の準備をしつつみんなのアップを見ていた。
(城西の皆さんも上手いなー。)
『清水先輩、烏野、勝てますかね?』
「知らない。勝てそうでも負けそうでも私たちは常に選手のサポート。」
『はい!』
『あ、あらあら…』
まずい、日向の緊張でどんどん点差をつけられている。
(しかも次は日向のサーブ…!)
私はすごく集中して、日向のサーブを見ていた。
(頑張れー!!!)
『えっ』
なんと日向のサーブが影山さんの後頭部に直撃したのだ。私は面白くて笑いそうになったが、失礼だと思い堪えた。
そんなことより影山さんが大変怒っている。
(だ、大丈夫かな)
あの後、日向に影山さんや田中さんがアドバイス(?)をしてくれたおかげで日向の顔が明るくなっていた。
もう既にワンセットは取られってしまったが
(まぁ切り替え切り替え!)
(みんな頑張ってー!!)
(…よし!着々と点数が溜まってきてる!)
今は烏野24点ー成城22点!
(これはもしかして…)
(やったー!!!!セットとれた!)
(これで今の所引き分け!)
私はワクワクしながらコートを見ていた。
<キャァァァ!!>\\\└(‘ω’)┘////
急に女の子たちの甲高い声が響く。
(え、なになに!)
そこにはさっきまで居なかった茶髪の大きい人がたっていた。
(え?だれ?イケメンがおる!!)
<続く>
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