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第13話!
やっぱり太ったよね、、
お腹がぷよぷよだよぉ、
あの2人が来るようになってからご飯食べる量増えた気がするし、
この前とかド深夜にシュークリーム食べちゃったし。
まあ別にいいんだけどさ。若いうちくらいカッコよくいたいよねぇ。
さて、今日は何作ろうかな。
鮭かなぁ。
この前の大根もだいぶ残ってる。
いいじゃん、鮭大根作ろ!
大根は半月切り。
鮭の切り身を三等分にする。
その後、料理酒、みりん、味噌を混ぜる。
僕は甘めが好きだからこの中にはちみつ入れちゃう。
鍋に水と本だしを入れて本だしを溶かす。
溶けたら大根と鮭を入れて5分。
すった生姜と調味料を入れて落とし蓋をしたら弱火で20分。
僕煮込むのだーいすき。
だってほっといても美味しくなるんだもん。
「ねぇ!こっちこっち!!!!」
遠くから無邪気な声が聞こえる。
来たな。ちんちくりん2匹。
「りょーうちゃーん!」
「はーい!いらっしゃいっと、ええ?」
「おかあさんつれてきた!!!!!!」
元貴くんと、滉斗くんじゃなくて、女の人。
「いつもお世話になっております、!元貴の母です、大森です。」
「あー!元貴くんのお母様!店主の藤澤です。」
ここに来たってことは、そういうことだろう。
「後ちょっとで出来そうなので食べて行かれますか?」
びっくりしたような顔でこっちを見るお母様。
確かに、親子だ。似てる。
お金はいらないと言った時の元貴くんの顔とそっくりだ。
、、、
それにしても疲れてるな。隈がすごい。
元貴くんからの話で夜勤が多いことは知っていたけど、すごく大変なんだな。
食べれてないよな、きっと。
最近二食はきっちり食べれてるから、細いとはいえどちゃんと肉がつき始めた元貴くんと、ガリガリのお母様の差が激しい。
「ねぇ!たべようよ!りょうちゃんのご飯めっちゃ美味しいから!」
やだ〜、そんなこと言われたら照れちゃうって〜。
「ほんとにいいんですか、?ご迷惑には、、」
「ならないです!全然!」
何度か口をパクパクさせたのち、お母様は席に着いた。
「りょうちゃん」
「家に食べ物なかったし、お母さん無理矢理連れてきちゃった。今日は何?」
耳打ちこしょこしょばなしをされる。
だから僕も耳打ちし返す。
「今日は鮭大根だよ。」
「おっけー。」
何がおっけーなのかは全くわからないけど、若干ピリついてる空気に緊張してるのか元貴くんの表情は硬い。
「はい、鮭大根です。お口に合うと嬉しいです。」
なんか僕まで緊張してきた〜。
テレビ番組の合格不合格みたいな。
そんな感じ。
恐る恐る、と言った感じで箸を手に取り、大根を口に含む。
あー、やっぱり親子。噛んでる時の顔が一緒。
「おいしい、です。久しぶりに温かいもの食べました、。」
いよしっ!
お母様は別に料理評論家じゃないけど、おいしいと言ってもらえるのは嬉しい。
心のコップが満たされるような。注がれているような。
「それはよかった!おかわりいっぱいありますからね!」
「え〜僕の分は??僕もお腹すいたんだけどぉ」
あ、忘れてた。
「ごめんごめん、今よそうから!」
元貴くんはお母さんはいつも怒ってるって言ってたけど、心に余裕がないだけなんだろうなぁ、って思う。
だって、元貴くんを見る目があまりにも優しいから。
愛してなかったらこんなことありえないからね。きっと。
子供だからわかんないかな?
ま、いずれ分かるよね。
「最近寝つきが悪くて、、肌もカサカサですし、美人な母でありたいんですけどね。」
何も話しかけてないのに話し始めた。
元貴くんのおしゃべりもお母さん譲りかな。
「眠れない時はお腹に枕挟むのおすすめですよ。呼吸が楽になって。いい感じです。」
うわー、おしえちゃった。
僕の伝家の宝刀。
やってみますってニコッと笑う顔もそっくり。
素敵な親子だなぁ。
「おかわりー!!!」
「ちょ、お前、滉斗くんの分なくなっちゃう!!」
続きます!
バイバイ👋