どうも皆様、サカナです
こちら都道府県ですが、色々の方よりカプ色つよつよになります
付き合いますしちゅーくらいならします
馴れ初めもあります
とりあえず長野×新潟です、そいでもええやんかって方のみお先へどうぞ
なんか新潟さんが女々しくなっちまいましたので、それもご注意を
とある日の夜、長野と新潟は晩酌していた
新潟「ゴクゴク…長野〜…俺の話をちいと聞いてくれねえかぁ?///」
新潟は珍しく酔っ払っているようで、机に伏してぼそぼそと話している。
長野「私でいいなら、話してみろ」
新潟がこれ以上飲まないように日本酒を取り上げてお冷を渡し、話を聞く姿勢に入る長野。
新潟の本音は聞き出すことが難しいので、何か悩みがあるのなら聞きたいところである。
新潟「ん…俺なぁ、長野のこと好きな、わけよ…///」
新潟のニュアンスは『愛の告白』だ
長野に向けて、そういう意味で好きですと酒の力に任せて言い放った。
…しかし、相手は長野だ。
新潟の恋情など知らないお堅い武士は、『仲間として』だと受け取った。
長野「そうか。私も好きだぞ」
新潟「ほ、本当か…?///」
長野「仲間だからな。当然だ」
新潟「………」
こんなだから、よく女に刺されかけるんじゃないか?
新潟はそう思った。
まさかこんなふうに上げて落とされるとは思わなかったが、そうだよなこいつだもんな、と脳だけが冷静で、新潟はそのまま寝たフリをすることにした。
寝るほど酔っていたことにすれば、後に尾を引かないという算段だ。
長野「…新潟?」
確認のためか、頭を撫でられた。
寝てる時にそうやって距離を詰めるのは反則ではないだろうか。
長野「寝てしまったか…ここでは風邪を引くぞ」
もはや声かけに反応するのも億劫で、妙なことを口走ってしまいそうだった。
そのまま寝たフリを続けていると、急に体が宙に浮いた。
背中や足に当てられた暖かい手の感覚からして、長野にお姫様抱っこをされているらしい。
運ばれていることに気がついたのはいいが、やはり寝ている時に距離を詰めるのはやめてほしい。
新潟(そういうことすんなよ!!もっと惚れるだろうが!!)
そしておそらくベッドに寝かせられ、布団もかけられた。
長野「おやすみ、新潟」
その日、長野が出て行ってから新潟は泣いた。
愛知「んで、どしたの?急にここまで連れてきてさ」
そんなことがあった翌日、新潟は愛知を近場のファミレスまで連れて行った。
愛知は「奢る」の一言で軽く了承したが、なにやら暗い雰囲気の新潟を心配してもいる。
新潟「…フ、フラれた…」
愛知「…???」
愛知は宇宙に旅立ちかけた。
が、新潟の目が段々潤んできているのを見る限り、どうやら本気と書いてマジらしい。
新潟「な、長野に告ったら…仲間だから、みたいな…こと、ぅぅぅ…」
もはや潤むだけではなく、ぽろぽろと涙が溢れ始めてしまった。
愛知は慌てて新潟を慰めてみるものの、特に効果はない。
原因が原因なだけあって、この雫を治めるには愛知では力不足だろう。
注文を受けにきた店員にも驚かれたが、ひとまずコーヒーとクリームソーダを頼んだ。
愛知「お、落ち着いた?」
新潟「すまねえ…ちょっと取り乱した…」
愛知としてはちょっとどころではないくらい泣いていたのだが、それを言うのは野暮である。
愛知「えっと…詳しく聞いてもいいやつ?」
また泣いてしまったらどうしよう、と思ったところで、それを聞かなければ話をすることはできない。
新潟もそのことは十分わかっているので、くすんくすんと涙の滲む声で話し始めた。
新潟「…昨日の夜、長野に告ったんだ…酒に任せてがんばったんだよ…」
愛知「ふむふむ」
新潟は無気力なイメージが強く、興味があるのは日本酒くらい。
しかし、半年ほど前から山梨にもわかるほど好き好きオーラが出始めていたので、いつ頃付き合うか賭けをしていたほどだ。
まさかフラれていたとは思わなかったが。
新潟「だどもよ、仲間だーすけ好きみたいなこと言って…フラれたって思ったのに…なのに…俺が寝たあと頭撫でたり、お姫様抱っこしたり…なんなんだよぉ…」
らしくもなくめそめそする新潟。
愛知はこんな新潟を見たことがなく、また失恋した人物を慰めたことも少なかった。
というか、どう慰めれば良いのやら。
長野もお前のことめっちゃ好きじゃん。
と言いそうになる口をソーダで塞ぎ、緊急で岐阜に連絡を入れた。
愛知🚗『長野に晩酌の話聞きに行け』
岐阜『なにすごいタイムリーなんだけど』
愛知🚗『要約』
岐阜『長野<新潟可愛すぎてつらたん』
愛知🚗『把握した』
そんなやりとりが行われているとは露知らず、新潟はコーヒーをちびちび飲んでいる。
愛等「…で、新潟はどうしてほしい感じ?」
新潟「わからねえ…とにかく長野と顔合わせたくなかったし、誰かしらに聞いてほしかっただけだ…」
愛知「ほんほん。…もっかいシラフで告るのはダメなの?」
新潟「できねえよ…俺にそこまでのメンタルはない」
愛知「でもさぁ、一回くらい意識させたくない?」
新潟「…そりゃあ、まあ…」
寝不足かいつも通りか、いい感じに口車に乗ってきた新潟。
とある計画を思いついた愛知は、再び岐阜に連絡を取った。
岐阜「ねー長野」
ところ変わって、こちらは中部地方のシェアハウス。
先ほど愛知との連絡を経て、岐阜は新潟と長野がいわゆる両片思い状態であることを確信した。
もう長年連れ添ってきたので、愛知の考えは大体わかる。
よし!こいつらくっつけよう!!
つまり、そういうことである。
長野「どうした」
岐阜「もし新潟の言った「好き」が、長野の求めてる「好き」だったらどうする?」
長野「…そうだな…恋人にでもなって、キスの一つでもしてみたい」
ガンッ!
「ぐはッ」
「うわっ!ちょ、何してんの!?」
長野「!?」
はにかんで答えた長野だが、背後から鈍く痛そうな音と男であろう悲鳴二つが耳に入った。
それは三大都市の愛知と、スキナヒトの声によく似ている。
岐阜「愛知?!新潟?!どしたの?!」
固まってしまった長野より先に、慌てた岐阜はいそいそと戸を開けた。
やはり、その向こうにいるのは愛知と新潟の2人らしい。
新潟「い、痛い…」
愛知「そりゃあんな勢いで壁に頭ぶつけたらな…ん?なんか赤いのついて…」
岐阜「それ血!新潟血出てる!救急箱とってくる!!」
愛知「うわマジだ!!新潟大丈夫か!?」
福井「なに?どうかした?」
一気に騒がしくなる廊下で我に帰った長野は、急いで新潟に駆け寄った。
長野「新潟!!」
新潟「あぅ…長野…?」
長野「…っ〜〜!!!お前な…」
先ほどの愛知の発言からして、新潟は自ら頭を打ったようだ。
怒鳴りたい衝動を必死に抑え、ひとまずハンカチで血を拭う。
福井「ど、どういうこと?何この惨状?」
愛知「多分焦って打ちつけたんだろうけど…勢い余ってこんなことに…」
福井「…救急車呼ぶか」
愛知「…そだな」
後日、新潟の頭には包帯が巻かれていた。
そこまで深いわけではなかったが、軽い脳震盪と出血を引き起こしていたため、当然の処置である。
新潟「意外と平気なもんだな」
長野「平気なわけがあるか!このバカ者!まったく…2度とこんなことするなよ」
新潟「……多分、しねえよ。あれは長野が「恋人になりたい」とか「キスしてみたい」とか言うから…びっくりしたんだよ…」
長野「…引いたか」
新潟「嬉しいからこうなったんだろ」
2人は病院からの帰り、誰も知らないうちに付き合ったらしい。
日本酒は没収され、恋人となったので、新潟は自然と長野に構ってアピが増え、 長野もベタ惚れしているからか、無事にバカップルと化した。
新潟「…なあ、悪いと思ってるならオマジナイしてくれよ。ここ」
付近に石川や富山、山梨、静岡がいるのにも関わらず、新潟は傷にキスを求め始めた。
長野「…仕方ないな」
中部地方は慣れるまで砂糖を吐き、たまたま目撃した他地方も二度見するほどのバカップルだが、幸せそうなのでよしとする。
コメント
9件
失礼します〜、めっちゃ好きです最高です、リクエストさせていただきます! 長野&福島×新潟できますか?新潟受け大好きなんですよ!(?) お願いします!
初コメ失礼します! このお話素敵だな〜と思ってリクエストさせていただきたいです! 東京×神奈川 か 大阪×神奈川 の物語お願いします!
うぁぁ…凄く好きです😭🙏🏻