テラーノベル
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🌷夢の中のティータイム 眠ってしまったティアは、夢の中でピンクのうさぎと再会した。ティアが精神障がい者施設へ入所する前まで暮らしていた青い屋根の家。母親が作ってくれたぬいぐるみ達。ピンクのうさぎ、黄色いキリン、黒猫。ぬいぐるみ達が青い屋根の家の庭でティーパーティーを開いていた。「ティア大丈夫?助けてあげられなくてごめんなさい」人格達には休む時間があり、いつも味方の人格がティアを助けられるとは限らないのだ。「ミリア先生もひどいよね、黒い炎が原因なのに」黒猫は不満そうに言った。「でもこれ以上行動で心の力を使えばティアの命が危ない、ミリア先生がティアの行動を抑制しなかったらティアは死んでいたかも知れないよ」黄色いキリンが心配している。「そうよティア、黒い炎は理性の過剰から生まれてしまった、本から現実の知識を吸い上げてる、だからティアの空想力がもっと強くなって対抗するしかない、ティアの弱い心が空想力をうまくいかないようにした、それでももう空想力から行動で逃げないで、空想力を介して心の力を再び使うのよ」ピンクのうさぎはティアの命を守ろうとしている。「ティアが再び幸せを感じる心を取り戻すにはもうそれしか方法がない、わたし達はティアにわけもわからず死んで欲しくないの、幸せを守るはずの心の力が、こんなふうに使われるなんてあってはならなかった、幸せのために心の力が命をかけるとしても、強引に命を奪うことはないはずなの」ピンクのうさぎはずっとティアに考えて使うようにと言ってきたのだ。「ティーパーティーを続けましょう、黒い炎から受けた心の傷を癒すの」黒猫がティアにミルクティーを淹れてくれた。テーブルの上には、ごちそうが並べられている。
空には満月が輝き、星がきらめき、青い屋根の家の庭には、家族で植えたピンクのチューリップが咲いていて、時々青い蝶が飛んで来る。「ティアもう一度信じて」ピンクのうさぎの言葉。空想力がうまくいかなくなり、行動で逃げたティアは、このまま行動で心の力を引き出せば死んでしまう。再び空想力を介して心の力を使うしかない。たとえ幸せのために命をかけるとしても、強引な方法ではなく、心の力は起きるはずなのだから。「幸せを守ってくれるはずの空想力が、誰かを傷つけるなんてあってはならなかった、わたしは考えたい、どうして空想力が心を傷つけるようになったのか」ティアは決意した。
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