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『二重人格の僕は監禁されました』
突然だけど監禁された。
《自己紹介》
紫)夕飛 紫夕(ゆうひ しゆ)
み)紫夕のもう一人の自分、みずき
𝚂𝚃𝙰𝚁𝚃
突然だけど監禁された。
突然すぎたな……
時間を遡る。
《数時間前》
(あ〜、楽しかった)
家に帰ってる途中に、その事件は起こった。
(ん、?)
僕は足を止めた。
僕よりも遅く足音が止まった。
(ストーカーか……)
よくある事だし気にしなかった。
また足を進める。
『ねぇ、ストーカーに気づいてるでしょ』
語りかけられた
(なんだ、みずきか)
『そーだよーw』
(なんだよ)
『そのストーカーからは逃げた方がいいかも』
(ん、?どゆこと?)
わかんなかったな、その時がやって来るまでは。
「はぁ……」
ため息をするとメールが来た。
{今近くにある路地裏に向かえ、向かわなかったら家族を〆る}
(イタズラだろ、まぁ、行くか)
『なんだかんだ付き合うんだ』
(うん)
路地裏に向かう。
路地裏に来た。
女の子がいた。
「フフッ」
「私ね、紫夕くんのこと、大好きなの♡」
その言葉を聞いた時は告白かと思った。
「う、うん」
「だからぁ♡」
そこから記憶が曖昧、でも彼女は最後にこう言った。
「私のモノね♡」