設定だけが増えていく(遠い目)
メモに貯めとくかぁ…()
リクはしっかり描いてますのでご安心してください👍
インフルで寝込む前からちょくちょく書いてたやつ
今回は検索避けがありません
腐向けではありません
フォロワー100人記念で上げようと思ってた話集でもあります(間に合わなかったけど)
【英霊、それは生きていた者】
要素
転生、軍パロ、人外
設定
main_マジキチ組
ゾム、希
ある村の少年。彼はナニカに愛されている。それ故に村人には嫌われ、迫害され、虐待を受けている。果たして幸せになれるのだろうか。とある不思議な友人達が居る。
その他d!メンバー
ある国の英霊。彼等は少年をとても愛している。過保護で少年に依存をしている。少年の前に現れる時は別の名を名乗っている。
流れと大体
ゾムが特攻により死亡。罪悪感に蝕まれ総統は自害し、その他幹部は敵国に復讐をし死亡。彼等は青鬼が寂しく埋めた。村はある神を信仰しており、その神は村人を嫌い少年を愛している。
彼等は少年に辛い過去をあまり思い出して欲しくない様だ。青鬼は転生した事を知り旅をしながら彼等を探しているらしい。
一部抜擢
希)なぁ、皆
一人の少年から声が上がる。少年の周りに居る他の少年は黄緑の少年…もとい、希の方を見た。そのまま希は続け、声を出す。
希)僕な、たまに不思議でちょっぴり怖い夢見るんよ
そう言う彼に黒と赤の彼は何か気付いた様な表情を浮かべる。彼等の額には汗が浮かび、少し焦っているようにも見える。
?)…どういう夢なんや?
赤色が優しく微笑み、首を傾げ、ルビーの宝石を隠している瞳は薄く細められている。彼の目の前の少年は何か思い出そうとする素振りを見せた後口を開いた。
希)皆に似てる人達が僕の事止めようとしとんねん、んで真っ暗になって視点変わったおもたら瓦礫の下で、その後に起きるんよ
彼の言っている事に他の者は強い既視感を覚えると同時に、恐怖を感じた。“また失ってしまうんじゃないか”と。そんな恐怖とあの時の様に戻れる少しの望みに蓋をして、黒い服を着た少年が声を出した。
?)そうか、なら今はたくさん遊んで怖い夢を忘れてしまおう
微笑む彼は懐かしむ様な笑みで、どこか辛そうだった
【苦しみすら忘れて】
要素
兄弟パロ、軍パロ
main_緑組
オスマン
遠い昔に弟を手放してしまう。自分が手放したせいで弟が傷付けられたという事を知り前々から自責念に駆られている。メンバーには兄という事を言っていない。
ゾム
遠い昔に兄に手放されてしまう。自らの意思で離れたが悲惨な目に遭い、左目がくり抜かれた。兄が今でも大好き。メンバーには弟という事を言っていない。
流れと大体
オスマンはゾムと共に親に捨てられ、必死に働きゾムを育てていたが昔からお世話になっていた人にゾムを預けた。だがゾムはそこで酷い目に遭ってしまい、その事を後で知って自分で助ける事が出来なかったオスマンが自責の念に駆られてしまう。
一部抜擢
ゾム)お兄ちゃん、もう大丈夫やで
そう言い微笑む目の前の彼はあの頃とは少し違った。美しいペリドットの宝石を一つ奪われてしまったから。その目には違和感があって、寂しかった。もし眼球移植が目の前で微笑む彼に了承されたら己のエメラルドの宝石をあげよう。まぁ、そんな事この前言ったら怒られてしまったが。自身の宝石から溢れる光の粒を彼は優しく拭い、俺を抱きしめた。
オスマン)ッごめん、ごめんッなぁ…!
彼を強く抱きしめて、何度も何度も謝る。他の仲間には見せない昔の自分。彼等と居る時も素だけれど、俺の本当に弱い部分は隠している。俺のせいでこうなってしまったのだから、これ以上迷惑はかけれない。嗚咽混じりに謝り続ける俺に彼は口を開いた。
ゾム)もう謝んなくてええよ、これからはありがとう、やから
でも、でもと俺は溢す。俺のせいで傷付けてしまった。俺があの時判断を誤らなければその宝石は奪われる事がなかった。今だって君の体には傷の跡が残っているじゃないか。申し訳なくて、苦しくて、悲しみと心配で潰されそうだった。そんな不安定な俺を見て、彼はあの時と変わらない笑み浮かべ、残った瞳のペリドットで、俺の瞳のエメラルドを真っ直ぐと見た。
ゾム)お兄ちゃんは心配性過ぎやねん!笑
鈴を転がす様に笑う彼が愛おしくて、心配でしょうがない。
嗚呼、君はどこまでも優しいんだな
【恐怖に勝ってこそ】
要素
幼馴染、軍パロ、正反対
main_ガバガバーズ
ゾム
いつも前向きだけれど闇を抱えている少年。幼馴染のトントンを支え、こっそり影から助けている…が、ある日外の大人が来て連れ去られてしまう。次に再会した時は変わり果てた姿と性格で…?
トントン
臆病で病弱、でも真面目で優しい少年。幼馴染のゾムによく励まされ、少しずつ前を向けていた…が、ゾムが連れ去られてた事で大ダメージを受ける。自分が変わらなきゃとなり現在の姿と性格に。
流れと大体
山奥にある村に住んでいた二人の正反対な幼馴染の少年。彼等はとても仲が良く、いつも一緒に居た。だが村の外から来た偉い人にゾムが気に入られ、無理矢理連れて行かれてしまう。トントンはゾムを自分で助ける為に変わる。だが次に会った時、ゾムはまるで人形の様で…
一部抜擢
トントン)ゾム
ふと横から聞こえてくるのは光を赤く反射する黒の髪を持つ幼馴染の彼だった。
ゾム)…?
急に名前を呼ばれ、困惑で首を傾げると自身の目にかかる程長い前髪が視界を遮り邪魔くさい。首を真っ直ぐに戻し、前髪を左右に分け彼の方を見ると、その表情は昔の様に不安に埋め尽くされていた。
トントン)お前、何でそんなんなってしもたん
本当は心当たりがある。だが認めてしまいたくないのだ。確かに昔より食べれなくなった、少し明るくなくなった、人を躊躇なく殺せる様になった、感情が薄くなった。だがそれが何だ、今はシアワセだからいいんだ。だから俺は気付かないフリをする。
ゾム)…何がや?
トントン)昔はそんな遠慮気味じゃなかったやんけ
ゾム)……
彼はいつもはっきり言う。その目はいつも俺に向けてくれる優しい目じゃなくて、不安と疑い、恐怖が複雑に織り混ざった鋭い瞳だった。
トントン)…俺は、寂しいねん
ゾム)そう言ったらトントンやって…
トントン)俺は自分から変わったんや、ゾムは変えられた、やろ?
本当に、俺はトントンが苦手だ。こうやっていつも見破られるからだ。どうやっていつも気付いてくるのだろう。大先生も見破ってはくるが、トントンは俺の意思全てに気付く。まるで心が読まれているみたいだ。
【蝶は舞い踊る】
要素
組織パロ、人外化
main_四流
ゾム
元研究者。現在は我々屋にスカウトされ暗殺を専門とし働いている。昔自身が働いていた実験施設での出来事がトラウマとなり恐怖を拭いきれない。実験施設に居た蝶が忘れられない。
エーミール
元実験体。現在は我々屋にスカウトされ手伝いを専門とし働いている。昔自身が居た実験施設での出来事がトラウマとなり忘れられない。実験施設に居た人が忘れられない。
流れと大体
新しく我々国幹部になったエーミール。ゾムと会うとどうしても震えが止まらず、ゾムもエーミールと会うとあるトラウマからか恐怖を感じてしまい、両者の関係は決して良いと言えないものだった。ある満月の日、ゾムお気に入りの崖へ行くと蝶の羽と触覚を生やしたエーミールと遭遇してしまう。
一部抜擢
ゾム)ッエ、ミさ…?
エーミール)あ、ゾムさん
パタ、パタと少し透き通った水色の蝶の羽を軽く動かしながらこちらを色素がない瞳で見る彼に、既視感を覚えた。彼はあの時、俺が働いていた所で見かけた蝶の青年だ。息が荒くなり、強い恐怖を感じる。
ぼくはあのこを、たすけなかった?たすけれたはずで、なのになのに、ぼくはみすてて、きずつけて、あんなみため に
目の前がぐるぐるする。頭が痛い。耳鳴りが止まらない。
エーミール)ちょ…大丈夫ですか!?
こちらに近付く彼に拒絶感を感じてしまう。罪悪感、恐怖、悲しみ、怒り。様々な感情が織り混ざり気持ち悪い。どうにか苦しい感情を押し殺して口を開いた。
ゾム)だぃ、じょうぶや
嗚呼、あんな所で働かなければ良かった。あの場所に居なかったら俺はこんな感情を知らなかったのに。こんな苦しい感情、知らない。いや、知りたくもない。理解したくない。俺はあの施設で働けただけあって賢い方だ。だから理解できてしまう。必死に感情に蓋をする。目の前の蝶はこちらを心配そうに見ている。彼はあの施設に連れてこられなければ色を失わなくて、バケモノになる事はなかった筈だった。水色の触覚も羽も無かった筈だった。俺が彼を見つけた時にはまだ間に合った筈だった。でも助けずに見捨てたんだ。
エーミール)ほんまに大丈夫なんよな…?
ふわり、と羽を動かしてこちらを見つめてくる蝶はとても悲しそうだった。本当に苦しいのは彼なのに。心配させない様に俺は口を開いた。
ゾム)…おん、大丈夫やで
いつか、いつかあの時の事を話せる日が来るのだろうか
【その手を絶対に離さない】
要素
軍パロ、暗めからの明るめ、幼少期→軍パロ
main_旧日常組
ゾム [オットー・ゾルム]
ある村で育った少年。家系が暗殺者であったが為に周りから嫌われていた。幼い頃に母が任務で失敗し殺され、父は口封じの為に殺された。食べる事があまり出来なかったからか今はたくさん食べてる。
鬱先生 [シャルル・ウツ]
ある街で育った少年。親が薬物依存者であったが為に周りから嫌悪の目で見られていた。父は薬物で狂い、母はストレス発散の為に手を上げて来た。泣く事が出来なかったからか今はたくさん泣いている。
トントン [トレバー・トントン]
ある村で育った少年。兄弟が狂信者であったが為に周りから怪訝な目で見られていた。兄はカルト教にハマり、親は罪悪感と恐怖からか自害した。笑う事が出来なかったからか今はたくさん笑っている。
グルッペン [グルッペン・フューラー]
ある国で育った少年。家系が王族であったが為に周りから変な期待をされていた。母は女王だが関心がなく、父は王だが強欲で躾が酷かった。愛され方を知らなかったからか今はたくさん愛している。
流れと大体
とある場所で出会った四人。少し話してみると思ったよりも気が合い、どんどん仲良くなっていく。家庭環境が悪い事になっているという共通点からも親近感が湧き、よく遊んだり、愚痴を言い合える程の仲に。だがある日、トラブルが起きてしまい家には帰れなくなってしまった。
一部抜擢
シャルル)こ、れからどうするん?…
タンザナイトの様な青い瞳を不安気に揺らし、藍色の髪を持つ彼は泣く事が出来ず、ひたすら苦しむ事しか出来なかった。そんな彼にルビーの様な赤い瞳とここら辺では珍しい黒髪を持っていて、一回り大きい彼が口を開く。
トレバー)大丈夫…って言いたい所やけど、言えそうにないねんな
するとガーネットの様なルビーとはまた違う赤い瞳を持つ金髪の髪を持つ彼が、指でやらなければいけない事を指で数えながら呟く。
フューラー)まずは追手から逃げて、食料を集めて…あと…
軽くパニック状態なのか眉を垂らし、困惑している彼にペリドットの様な黄緑色の瞳と薄い茶髪を持つ一番冷静な彼が話した。
オットー)後寝床の確保と水分の確保やな、衛生的な環境は必須だし
「嗚呼、そうだった」と少し落ち着いてきたガーネット…フューラーが呟いた。今までも大変な事はあったが、ここまでではなかった。例えば、トレバーの親が自害した時。その時は周りから責められて笑い方を忘れてしまったが水が無くなる事はなかった。他にはシャルルの親が壊れた時。強い絶望で泣き方を忘れてしまったが寝床が無くなる事はなかった。そしてオットーの両親が死んだ時。喪失感で食べる事が出来なかったが追手が来る事はなかった。後はフューラーの家族が狂っている事に気付いた時。愛し方や愛され方が分からなくなったが食料が無くなる事はなかった。上げるとキリがなくなるが、こんな窮地に立たされた事は今までなかった。狂った者達から解放された安心感はあるが、死ぬ可能性が高い為安心なんかしてられない。遠くからは男達の怒鳴り声が聞こえて、恐怖を感じる。
一体これからどうなってしまうのだろうか
【欠けないピース】
要素
軍パロ、人造人間
main_脅威
ゾム [No.23]
研究所で作られた存在。実験により作成されたコピー。オリジナルは既に死亡済み。幹部と出会った時は何も分からなくなっていた。研究所では自我があり運動神経が高い為殺し以外を教えられなかった。皆の為ならば何でもする。大好きだったオリジナルが亡くなり失う事に強い恐怖を感じている。
流れと大体
幹部に拾われ色んな事を教わったゾム。彼等を家族の様に思い、また彼等もゾムの事を家族の様に思っていた。だがそんなある日、戦争中に同盟国の裏切りにより劣勢を強いられてしまった。二度と大好きな人を失いたくないゾムは敵地に一人で乗り込んでしまう。
一部抜擢
きっとこれで良いんだ。そう自身に言い聞かせ、足を進めて行く。僕はニンゲンじゃないから多少の無茶は大丈夫だから。それに、皆には生き残ってほしいんだ。頬を伝う涙を拭い、前を向く。
「愛し方」を教えてくれた部下
「感情の伝え方」を教えてくれた軍曹
「泣き方」を教えてくれたチーノ
「笑い方」を教えてくれたショッピ
「学ぶ事の楽しさ」を教えてくれたエーミール
「息抜きの仕方」を教えてくれた鬱
「遊び方」を教えてくれたシャオロン
「愛され方」を教えてくれたコネシマ
「聞こえる音」を教えてくれたロボロ
「助けの呼び方」を教えてくれたしんぺい神
「人の暖かさ」を教えてくれた兄さん
「味の感じ方」を教えてくれたオスマン
「食べ物の美味しさ」を教えてくれたひとらんらん
「幸せ」を教えてくれたトントン
「生きる意味」を教えてくれたグルッペン
どれか一ピースでも欠けていたら、今の僕は居なかった。皆のおかげで、今の僕が居るんだ。だからもう、失いたくない。オリジナルが居なくなってから全部忘れていた事を皆は教えてくれた。銃をもう一度強く握る。きっと皆は僕が無事に帰って来る事を望んでいるんだろうけど、出来なさそうだ。ごめんね、皆。先にボクはお空に行きます。どうか、どうかこちらには来ないでね。
コメント
4件
全部好きすぎるよぉ( ;∀;)特に私は「欠けないピース」が好きですm(_ _)m続編があるならみた過ぎて一回死んでしまうかもしれない(?) やっぱり中さんは神ですね( ^ω^ )いや神よりも上かもしれない、、、、
あ、もう駄目だ。本当に文才が凄い、もういつも思うけど本当に凄いですよね…え、何かされてますよね??文才の神様に愛されてる?? 個人的には「蝶は舞い踊る」、ぶっ刺さりました…ッ!!人外大好きなんでとても心に来た。