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戻れば二人で何か話していた


「何話してんのー?」


なんて聞けば2人とも


🍷☕「「なんでもないよ」」


なんて、息ぴったりな2人、ほんとすごいよな、なんて思う


🦉🎻「教室戻ろ…」


そういい手を差し出す、セラフくん、

待ってそこまでやるの?なんて思う


「あ、う、うん」


でも、ちゃんと演じないとなので手を握る



【風楽奏斗視点】


ふたりが帰ってくるなり距離が近い

付き合ってるみたいな、

てことはセラフは恋が実って

雲雀は失恋したってこと?

嬉しいなんて思った自分を殺したい…

ひばの恋愛応援するって決めてたのに…


♦☕「……」


🍝🍷「ひばいこ、」


♦☕「あ、うん…」



【渡会雲雀視点】


嘘つき…セラおの事恋愛として見てない言ってたじゃん、

俺の事騙してたんだ、

俺仲良いと思ったのに

セラお幸せそうあんなに幸せそうなセラお見た事ない

あーあ、失恋しちゃった…、


🍝🍷「ひーば?」


♦☕「ん?」


🍝🍷「手繋ごっか」


♦☕「へ、?」


手を差し伸べる奏斗、鼓動が少し早くなる、

もちろんこれがなにかなんて分かってる

でも認めたくないから、この気持ちに背を向ける

俺はセラおが好きなのだから…


🍝🍷「あ、ごめんね」


♦☕「べつに…」


そういい奏斗の手を取れば奏斗は驚く、

今だけはこの気持ちに背を向けなくてもいいのかな

なんて思ってしまう



【セラフ視点】


大好きな彼女と仮でもつきあえたことは嬉しかった

でも、悲しそうな雲雀をみて胸がチクリと痛くなった、

2人が手を繋ぎ会った瞬間彼女の顔は悲しそうな残念そうな嬉しそうな複雑な顔をしていた

そりゃそうだよ彼女は、奏斗が好きなんだから

たとえこれで仮に付き合ったとしても俺に振り向くことは無い

君の瞳にはずっと彼がいるのだから…

俺の恋が叶うことなんてないのだから、

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