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『封印されていた厄災の子を神々は見ていました。そして、神々は口々に「この子には未来がある。」「この子は災厄を打ち切り、幸せをもたらすだろう。」と。そして、7人の神々は少女の封印を解き。彼女に名を授けました。その少女の名はーーーと。』
パタン…
ある少女が同じ本の最後のページを見終わりそして、閉じた。
ラティ「この本の最後のここはいつも気になる…この女の子の名前はなんなんだろう…」
すると後ろから
??「なんだ、気になるのか?」
ラティ「わぁ!!」
??「はは!図書室では静かにな?リサに怒られるぜ?」
ラティ「お、お兄さん…誰?」
ガイア「俺の名はガイア。西風騎士団の1人だ。」
ラティ「て事はクレーのお知り合いさん?」
ガイア「いつもクレーから、君の話は聞いてるぜ?名前は?」
ラティ「ラティ…ラティ・フェション」
ガイア「ほぉ…ラティか。」
一瞬。ガイアの目が少女を捉えたのを彼女は知らない。
ガイア「いい名前じゃないか。大切にするんだぜ?」
ラティ「う、うん。」
お姉「ラティー!行くよ!」
ラティ「あ!お姉ちゃん!!」
ガイア「またな。ラティ。気をつけるんだぜ?」
ラティ「??わかった!またね!ガイアお兄ちゃん!!」
自分よりも小さい少女は大切な姉の元へと駆けて行った
ガイア「ラティ…ラティか。やっと見つけた。ーーの子。」
………………
クレー「ラティー!」
ラティ「あ!クレー!!」
クレー「あのね!聞いて!」
ラティ「何何?」
2人の少女ははしゃぎあっていた。
クレー「今日、特別に少しモンドから離れていい許可が出たの!!」
ラティ「え!本当!?」
ラティは、姉を見て。
ラティ「遊びに行っていい??」
お姉「いいよ?でも、夕飯前には帰ってくるのよ?」
ラティ「うん!!行こ!!クレー!!」
クレー「うん!!」
2人はモンドの表門から遊びに行った。
お姉「いるんでしょ?ガイアさん。」
ガイア「バレてたか。」
お姉「バレバレです。で?何ですか?」
ガイア「本当は気付いているんだろ?彼女がどういう存在か。」
お姉「拾った時から気づいていましたよ。」
彼女が…ラティが、厄災の子だと言うことを。そして、慈愛の神に愛され、災厄の魔女に愛されてしまったということを。
ガイア「なら、何故言わない?優しさのつもりか?」
お姉「いいえ。まだその時ではないから。」
ガイア「その時が来たから言えるのか?」
女性は首を横に振る。
ガイア「な?無理だろ?だったら、あいつの為ではなく自分の身の為に話したらどうだ?」
お姉「そしたら、あの子にはいる場所がなくなる。そうならない為に黙っているんですよ。」
ガイア「ほぉ…だが、七神がいつまでも黙っているとは限らないぞ?」
お姉「分かってますよ。」
あの子の封印を解いたのは神々なのだから……