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“過去を司るモノ”
“現在を司るモノ”
二人で1人の“時を司るモノ”
そんな神様が作った道具シリーズの1人がやってきた
そして“シルト”と名を貰い、しばらくすまないスクールで過ごすこととなった
✵✵✵✵✵
「おはようございます!シルトくん!ってうわぁ・・・」
エウリはシルトを起こしに扉を開けた。だが、その瞬間、エウリはうわぁと目を丸くしていた
なぜなら・・・
──ドアを開けると、シルトが床で伸びていた。
「し、シルトくん???な、なんで床で寝てるんですか・・・」
「んぁ・・・もうあさか・・・このもうふ、もふもふしすぎてねれなかったから・・・」
「ええぇ・・・」
エウリは困惑の表情を浮かべていた。
✵✵✵✵✵
「アッハッハッハッハッハッハッハッハッハ!!だからって床で寝る!?あー!おっかしいぃ!!」
風夜はエウリから報告を受け、大笑いする。
「笑い事じゃありません!まったくもう!びっくりしたんですよ!」
エウリはプンプンと頬を膨らまし、怒っていた。
「ごめ」
「もう、次からはきちんと言ってくださいね?シルトくんはどれくらいの硬さの布団がいいかきちんと聞きますから!」
「んむ」
と、シルトは首を縦に振る。そして、教室へと入った。
「おはよう!シルトくん!」
「はよ」
と、シルトは挨拶をし、自分の机へと向かう。
ここにいる間、すまないスクールの生徒として入ることとなった。
シルトは真新しい机に触れ、瞳をキラキラさせていた。
「すごい、机だ。僕、机なんて触ったことも見たことも無かった」
「え、見た事なかったのか!?今までどうしてたんだよ!」
思わず銀さんはギョッと目を丸くし、そう聞く。
「どうしてたって言われても・・・元々、僕何か書いたりなんてしなかったし・・・?」
そう零すシルトに、皆驚愕していた。すると、
「おっはようすまなーい!」
と、すまない先生がドアを開けた。
「あ、すまない先生、おはようございま・・・ってうわぁぁあああああああああっ!?!?!?!?」
いつも通り挨拶をしようとしたが、思わずその挨拶の言葉が悲鳴になった。
「いやぁ、実はね。さっきプリントが飛ばされて屋上に行っちゃってさ、で、取ったは言いものの、強風で吹っ飛ばされて、落ちちゃった☆」
「そんな簡単に言うな!?!?!?」
目の前の頭から血が溢れているすまない先生に思わず銀さんは叫ぶ。
「ま、とりあえず、僕1回シャワー浴びてくるから、みんなはこのプリントしてね!すまないっ!」
と、すまない先生はすごいスピードで走り去っていく。
それにみんな苦笑しつつも、プリントを受け取り、自習をしていた。