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2件

めちゃくちゃいいですね! テスト期間頑張ってくださいー! また暇な時にでも出してくれたらめちゃくちゃ嬉しいです!
tbur×rdo(2)
⚠️獣人パロ
🔞無
今夜は満月の日。
満月の夜は狼男は本能的にオオカミに変身してしまう。
しかし、本能とは言えど この世界とこの状況で甘える余地はない。
普段から溜め込んでる訳でもなく、適度に解放はできているから。
だから大丈夫。
ひとまず、今夜さえ乗り切れば…
rdo「フー…」
そんなことを考えながら煙草をふかす。
???「らだおくん〜、おはよう。」
rdo「あ…キャップ!おはようございます。」
cap「最近、うちのつぼつぼがだいぶ気にかけてるみたいだけど」
cap「大丈夫?」
rdo「…ちゃーんとバレました。」
cap「やっぱりか…」
キャップは つぼ浦の他に 俺の事情を知っている唯一の仲間だ。
実はキャップも獣人。
ただ、ハッキリと何の動物かは教えてくれない。
…だけどその格好だし、フィジカルで上手くやってきたらしい。
rdo「…よりによって、2人とも特殊刑事課…」
cap「…らだおくん、おつかれ。」
rdo「まあ、キャップは心強いです。でも、つぼ浦が…」
cap「アイツはあんな感じだけどなぁ、案外頼れる奴だぞ。」
rdo「…え〜。」
((ダッダッダ…
元気な足音が聞こえてくる。
…これは…
tbur「オラッ!」((ブンッ!!
cap「い”ッ、でぇ!?!」
tbur「キャップにアオセン、こんなとこで何話してんすかァ〜」
cap「う、噂をすれば…、つぼつぼじゃないか。」
rdo「キャップ、血が…」
cap「出社早々上司をバットで殴り飛ばすのはお前ぐらいだよ。」
tbur「あざーす。」
cap「褒めてねぇ」
tbur「まあ、アンタに教わったんで。」
つぼ浦はニヤリと笑いながら。
cap「お前は相変わらずだなぁ…。」
cap「……素晴らしい、100点だ。」
rdo「…俺、パトロール行ってきますね。」
cap「あぁ…行ってらっしゃい。」
tbur「…」
tbur「…それで?」
tbur「キャップも知ってんすか?アオセンの事…」
cap「…そうだ。」
tbur「…なんだちくしょう。」
tbur「俺しか知らないと思ってたのに…」
tbur「…キャップはどうやって知ったんすか?」
cap「ん〜、実は私も獣人でね。」
cap「ニャーン。」
tbur「…」((ブンッ(バット)
cap「つ、つぼつぼ!w落ち着けっ!」
cap(まあ、信じないか。)
cap「らだおくんから話してくれたんだよ。」
cap「いずれバレるだろうしーって。」
tbur「…へえ。」
cap「…それより、!!今夜は…」
満月が輝く夜の署内。
みんなで雑談をしていた頃、
妙に落ち着かずひとりソワソワする。
rdo「…はぁ、」
雑談を終え解散した頃、
ソファに寝転がって犯罪者の書類を片手でひらひらさせているつぼ浦を見つける。
興味なさそうに天井を見ながら、声だけは正確に刺した。
tbur「アオセン、今日変っすね」
rdo「……なにが?」
tbur「いや、さっきからずっとソワソワしてるじゃないっすか。」
一瞬固まるが、すぐに顔をそむける。
rdo「……お前、ほんとよく見てるな」
tbur「まぁ、アオセンが好きなんで。クセも結構覚えてるっすよ?」
rdo「よくそんな重いセリフを軽々しく…」
つぼ浦はそこでようやく身体を起こし、
ニヤニヤと笑いながら話す。
tbur「軽々しく言ってないっすよ。あれ、冗談とでも思ってるんすか?」
rdo「………まぁ」
tbur「…本気じゃなかったらそんな執着しないっすよ。」
rdo「…お前、意外と重い…?」
tbur「はいはい。で、不安定なんすよね?」
rdo「…」
正直、満月のせいで体の調子が良くない。
…それに、俺のことを詳しく知ってるみたいだし。ごまかすこともできない。
そんな沈黙を見て、つぼ浦は無言で立ち上がり——
唐突に、背後に手を伸ばして襟をつまれる。
rdo「うわッ、!?ちょっ、何っ…!」
tbur「ちょっと来てください。」
rdo「??」
つぼ浦に連れてかれ、本署の屋上に出る。
rdo「…なに?」
雑に目元を隠される。
…多分、つぼ浦には全てバレてるんだろう。
突然手が離され、
月明かりで視界が眩む。
rdo「ッん”…」
全身からゾクゾクと熱が込み上げる。
tbur「やっぱ、不安定なのって 満月のせいっすよね」
rdo「…あー、そうだよ…、」
tbur「辛くないんすか?満月の日に、ずっと人間の姿でいるの。」
rdo「そりゃ大変だわ。」
rdo「…でも、周りにバレたら元も子もないじゃん。」
tbur「いまは誰もいないっすよ?」
rdo「…」
無表情のつぼ浦。
だけどその瞳には期待と圧を感じる…
rdo「は〜…」((ボンッ…
耳と尻尾を出す。
少しだが、確かに体が軽くなる。
tbur「…あれ、終わりっすか?」
rdo「…どこまで知識あるのか知らないけど、満月の夜なんかに完璧に狼になったりしたら…、」
rdo「理性保てんて。」
tbur「ちくしょう、見てみたかったぜ…」
rdo「楽しんでるだろ」
…妙に静かな空気に耐えられず、所内に戻ろうとドアを開ける。
すると、薄暗い階段の前でバランスを崩してしまう。
rdo「ッ…!」
すかさずつぼ浦が腰を支える。
tbur「ほら。やっぱ不安定じゃないっすか」
つぼ浦の手は慣れたもので、ひょいっと引き寄せられたかと思うと
無駄な力を入れず支えてくる。
rdo「……助かったけど、近い。」
tbur「落ちたいなら離しますよ?」
rdo「や…いや、離すなよ…。」
rdo「…ありがとう。」
小さく漏れた言葉に、つぼ浦の目がほんのり光った。
興味がなさそうな顔なのに、なぜかその奥は嬉しそうで。
tbur「アオセン、最近従順に…」
rdo「〜〜〜ッ、うるさい….!!」
らだおは耳まで赤くなる様子につぼ浦は満足そうに息をついた。
tbur「…じゃあ、今夜はオレがアオセンの子守しますね。」
rdo「……そういう言い方すんな」
tbur「心配して言ってんすよ〜!なんで受け流すんすかね、アオセンは」
逃げるように前を向き直し、階段を降りる。
背中につぼ浦のさりげない声が追いかけてくる。
tbur「もっと…頼っていいんすよ?」
rdo「ありがと、つぼ浦。」
rdo「でも、できればそうやって付け回さんでくれ?」
rdo「余計落ち着かないって」
つぼ浦は静かに笑った。
tbur「そうだ、俺ん家来ます?そしたら人目を気にせずオオカミに…」
rdo「お前、狼の姿見たいだけだろ…」
tbur「へへ…」
tbur「…まあ大丈夫、どんなアオセンも大好きっす。」
rdo「…何も大丈夫じゃない!!」
・・・
END
こんばんわ·͜·ᰔᩚ
すっごい遅いですね。
テスト期間です。ガンバリマス..⸜ ෆ ⸝