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こんにちは!今回からオリジナル短編小説!
「魔法が消えるまで」が始まります!
短いお話になる予定ですがどうぞよろしくお願いしますm(_ _)m
それではスタート!
燃える火の音と、荒い麻縄に縛られた手足。
周りのゴミを見るような目。
…それが今の私の世界だった。
???「魔女狩りとは物騒だね。」
???「里にいる魔女なんてなんの力もない人間と変わらないのにね。」
???「見えてきた、あれか。」
???「うわ〜暑そう」
???「姉ちゃん、どうする?」
???「貴女が行くと私よりも騒ぎになるでしょ。私が行くわ」
???「じゃあ僕はこの辺で見てるよ」
???「じゃ、行ってくる」
この魔女が!!
消えろ!!
悪魔の使いが!!
もう言われ慣れた言葉だ。
この世界では魔女という種族がいる。
魔力を持って生まれ、魔法を操る種族だ。
科学的には人間の突然変異と言われている。
約10歳で目の色が変わり、魔力を持つようになる。
まさに突然変異だ。
古くから魔女は悪魔の使いと伝えられ、里や村に不幸をもたらすと言われていた。
そして、その不幸から逃れるため、魔女の言い伝えとともに、魔女狩りという方法も伝わってきた。
悪魔の象徴である十字架に魔女を括り付け、十字架ごと燃やす。
これが不幸から逃れる魔女狩りだ。
な、何だ?!!
魔女!魔女よ!!
悪魔の使いがここにも!!
早く!早く燃やせ!!
???「本当に騒がしい」