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レイマシュ
久しぶりすぎておかしい( ᐛ )
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「マッシュ、俺と別れてくれ、」
突然の別れ話で僕は言葉が出なくなった。昨日まであんなに仲良くしてたのに。
僕とレイン裙しか居ない1106号室。窓は空いていて、白いレースカーテンが風で靡いている。
「このままだと俺はマッシュを不幸にしてしまう、」
「勝手に付き合わせて悪かった、ッ」
勝手?僕はレイン裙の事をちゃんと愛しているし、不幸なんかじゃない。むしろ幸福だ。
僕が悪いのか?レイン裙は何も悪くない。
何か言わないとなのに喉の奥につっかえて何も言えない。
レイン裙が部屋を出てってしまう。止めないと。僕はちゃんと愛してるって言わないと。
ガチャ…
「ぁ..、ッ」
一気に静かになった部屋で僕は膝から崩れ落ちた。
1粒の涙が頬を通る。
泣いた。涙が出なくなるまで。
フラフラで上手く機能しない足を精一杯動かして、自分の部屋に戻った。
恋は難しい。 特に同性となれば。付き合う前、レイン裙は僕に「男女で付き合って普通に結婚して子供作るのが普通の人生だと思うな」とか言ってた。
何で男女なの?男同士で恋愛しちゃダメなの?女同士で恋愛しちゃダメなの?
同性を好きになっちゃダメなの?
この世は不平等だ。何をするにも否定する人がいる。生きずらい世界だな。
ふと、外から声が聞こえる。誰の声なのかは分からない。普通の幸せそうな男女の声。
「今度また祭り行こうね」
「勿論!」
「大好き♡」
「私もだよっ♡」
僕もレイン裙とこんな会話したかったな。
それから僕とレイン裙の関係は先輩後輩の関係になった。普通、別れれば気まずくなるはずが、普段とあまり変わらない生活だった。レイン裙に勉強を教えてもらうこともあるし、授業で一緒になったりもする。なのに、 物理的距離は近いのに、心だけはいつも何処か、遠くにある気がする。
レイン裙からはもう僕への思いなんて伝わらない。まだ、僕は好きで、今すぐにでも縁を戻したいのに。
「じゃあ、今日はここまで」
「勉強教えてくれてありがとうございました、」
「じゃ、また今度。」
「はい。レイン"先輩"」
「、!」
「どうしましたか、?」
「…いや、何でもない」
「レイン裙!」
「次は、いつ教えてくれますか、?!」
次は何時なんて、聞いた理由も分からない。でも多分レイン裙の心に精一杯傷跡を付けたかった。少し勉強を教えてもらっただけで、レイン裙が近くにいる。と思えて、僕のすべてに感じる。
どうか、次は良い女の人と幸せになってね。レイン裙。
愛してました。
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🤔🤔
同性恋愛って難しいですね!って事を伝えてみたかっただけ。
次回もお楽しみに!(\🎀(\
おつななー