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#コメディ
サブくま@目指せ週1更新!
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空を見上げると、薄暗い雲間からスーパームーンが顔を覗かせていた。まん丸のお月様がいつもの倍の大きさで、地上を照らしている。
月が地球の周りを回る軌道は円形ではなく楕円形をしているため、地球と月との距離は常に変化する。だから、月が地球に最も近づいたタイミングでスーパームーンが起きるという仕組みだ。
いつもより明るい町の一つ、立川町の森の中で殺人事件が発生した。僕はその瞬間を目撃してしまう。そこには黒い帽子に黒いマスク、サングラス。全身黒い服を着た怪しい男。いや、痩せているから女かもしれない。服にはたくさんの返り血がついている。
そいつは俺の方を向くと、すぐさまナイフを置いて森の方へ逃げた。追いかけてようとしたが、倒れている人を見て足を止めてしまう。倒れているのが友達の遥だったから。内臓がはみ出ているが顔は綺麗だった。一瞬で理解する。
遥とは幼稚園からの友達だ。幼馴染と言うべきだろう。とにかく高校生までは同じ学校に通っていて、とても気が合う最高の友達だった。
「肝試ししようぜ」
友達の悠太がニヤけながら言うと、皆は面白がって賛成した。唯一僕は反対したが聞く耳を持たず、遥が行方不明。探していた時、彼女の死体を見つけてしまったわけだ。
僕は友達とは仲が良くなく、パシリみたいに扱われるようになった。きっかけは遥と付き合っていると言う噂を流されてから。悠太も彼女のことが好きだったから、裏切られて僕を威張り散らすように。実際はそんな噂デマだったが、頭の悪い彼は信じてしまう。
そんなこともあってか、友達だった三人が駆けつけると「遥を殺したな!殺人鬼め!」と証拠もないのに怒鳴り散らしてくる。その時、ヘラヘラと笑っている顔を見て頭に来てしまった。馬鹿にされているようだ。
気がついたら、僕は友達三人をナイフで刺していた。ナイフは赤黒く汚れ、地面にポタポタとこぼれ落ちる。これで俺は自由だ。パシリから解放される。
そう思っていた矢先、通りがかりの警察官がこちらへやってきてしまう。僕はそれに気が付かず、優越感に浸っていたら捕まってしまう。逮捕状を交付され、そして弁護士と話し合い裁判になる。
裁判の結果は「無期懲役」。高校生なのに少年法が利用されない理由は、この日本では罪を犯したものは皆平等として子供だとしても犯罪者になる仕組みができた。これをしたら被害者は報われ、皆政府と国民に称えた。だが免罪もこの法が採用されてしまう。難しいところだ。
しかし僕はふつうの刑務所に送られず、船に乗せられてしまった。どうやらここが無期懲役の囚人が収監されている場所らしい。死刑が廃止された日本では、果たしてどのような収監をするのだろうか。
コメント
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リオンです。読み終えました。 スーパームーンの夜に幼馴染の死体を目撃する冒頭、そこから一気に自分が殺人者になる流れがすごく急で、主人公の心理が一瞬でぶっ飛んだ感じが生々しかったです。パシリからの解放という歪んだ解放感と、その後あっさり捕まる皮肉も効いてる。ただ、月の解説が少し長くて、物語の勢いがそこで一度止まってしまったのがちょっと惜しいかな。船の収監施設、どんな世界が待ってるのか気になります。続き楽しみにしてます!