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僕はおじさんのある場所に目を付けた
僕「凄い!おじさん10枚羽なの!?」
おじさん「あー、まあな」
僕「僕のクラスの雀が「11枚羽になりたい」って!」
おじさん「まあ俺は25年も生きてるし、ここら辺に住み着いて3年は経つから」
僕「え、僕の秘密基地なんだよ?」
おじさん「ちげえよ笑俺の家だ」
僕「ていうか、おじさん25歳なんだ、」
僕「いいなぁ」
おじさん「なんでいいと思うんだ?」
僕「アヌビスレンジャーは23歳なんだよ?でも11枚羽なの!凄いよね!」
おじさん「まあアニメだからな」
僕「違うし!」
おじさん「何が違うんだ?ニヤニヤ」
僕「いや、違ってほしいの」
おじさん「?」
おじさん「そろそろ俺も11枚羽になるんだ。すげえだろ」
僕「え!?あ、まぁ10枚羽だし」
おじさん「反応薄いな畜生」
おじさん「羽取りに行ってくるから当分ここに戻らないけど、ちゃんと学校行けよ?」
僕「え、行かないで?!」
おじさん「?!」
おじさん「なんで、泣いてるんだ?」
僕「え……?」
おじさん「(やべぇ…..泣かせちまったか?)」
僕「なんでもないの!(なんで泣いてるんだろう)」
僕「ていうか早く行ってよ!」
おじさん「なんなんだよ全く」
いつもの5時を知らせる鐘が、すこし小さく聞こえた
明日はちゃんと学校にいこう
それにしても、なんで泣いてるんだろう
理由は分かっているはずなのに
他の雀とは少しばかり違うことも自覚しているのに
全て分かっているのに
何故か虚しくなるんだ