テラーノベル
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寝室の・・・ベッドボードのライトの光に照らされて
一糸まとわぬシオンの肌が汗に濡れて・・・金色に輝いていた
シオンが桜子の太ももを開かせて深々と腰を沈めてきた、桜子は両膝を立てて、生まれて初めて筋肉質の男性の重みを全身で受け止めた
目を閉じ、眉根を寄せている表情が苦しそうだと思ったら、後で彼の口からこれは「気持ちがいいんだ」と聞かされた
彼は激しくリズミカルに体を動かし、桜子は痛かったけど、この年で痛みに騒ぐのは恥ずかしいので我慢した
そして最後は体の中に熱いものが放出されるのを感じて圧倒された、ぴったり胸と胸を合わせた体からはドラムロールのようなシオンの鼓動が伝わって来る、桜子の体でこれほど彼が興奮してくれているのだ
―事実は小説より奇なり―
それは人生で桜子が読んできた、どんな官能小説よりも・・・官能的で興奮し、素晴らしかった
今はただこの幸せに身を任せていたかった
暫くして、ようやく体を離したシオンが、自分の下半身を見て驚いた
「え?・・・」
ガバッと桜子が起き上がって掛け布団で自分の体を隠して言った
「ち・・・違うの!付き合おうと思った人はいたんだけど・・・その・・・自分からは積極的にそういう機会を作らなかったって言うか・・・ごっごめんっ!気持ち悪いよねっっ!この年になって処女なんて、でもっ―」
彼は半泣きの桜子をギュッと抱き締めた、鼻筋を桜子の髪の中に埋めて言った
「謝らないでっ!!僕の方こそごめん・・・言ってくれればよかったのに・・・痛くなかった?」
グス・・・「だ・・・大丈夫・・・」
桜子は彼に抱き締められたままどうすればいいか分からず、彼の優しさに心を打たれた、こんなに大切に扱われていいのだろうか、彼は自分で満足してくれたのか失望したのか全く分からない、暫くしてシオンが微笑みながら言った
「次はもっと優しくする・・・」
「つ・・・次があるの?」
「当たり前でしょ!」
暫く二人は抱き合ってクスクス笑った
「シーツ・・・変えないと・・・」
「僕も手伝う」
恥ずかしさで真っ赤になる桜子に彼はおでこをコツンッとつけて言った
あたりまえだけど「潮」は吹かなかった
眠狂四郎
1,103
シュメール
260
央雅
13
榎本くもり
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コメント
2件
桜子の想像でしか書けなかった世界の答え合わせができたね🤭
うわ……まさか59話でそう来るとは思わなかった。今まで積み上げてきた桜子の内面描写とシオンの誠実さが、ここで一気に実を結んだ感じがするな。「事実は小説より奇なり」って一文が効いてる。それと、ベッドシーン後の「次はもっと優しくする」「当たり前でしょ!」の流れ、二人の関係性がちゃんと温かいんだよね。処女であることを謝る桜子と、それを責めずに「言ってくれればよかったのに」って返すシオンの優しさにじんときた。あと最後の「潮は吹かなかった」で全部持ってかれたよ、笑った。(199字)