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アゲハ達は、聳え立っているお城の前に立つ
アゲハ「ここに、花子さんが…」
すると、左から誰かがやって来る
アゲハ「!キュウビ先輩?」
メラ「何しに来た!?」
リュウスケがを見た途端、敵対心剥き出しの目で睨み付けるメラ
リュウスケ「僕も、花子さんに会いたくなってね。
独自に調べたところによると、この城には合言葉が必要らしい」
リュウスケの言ってる事は、半分本音、もう半分はアゲハに会いたいという気持ちである
ジンペイ「あぁ、分かった!花子さんの都市伝説と一緒のヤツな!
は~なこさん!はっひふっへほ~!」←
シ――――ン……
ジンペイ「……あれ」←
うん…それはどこぞのパンヒーローの敵キャラのセリフ(((
リュウスケ「ちょっと違うな。ここは僕に任せて貰おうか」
リュウスケは門の前に立つと、両腕をバッと斜め上に広げる
リュウスケ「は~なこさん!Let`s party time!」←
し―――――ん……
メラ「…舐めてんのか?」←
その時、
【Here we go♪】
という乗りの良い声が聞こえ、門の鍵穴に紫のオーラが吸い込まれていく
「「「「「「うわああぁぁぁ!!」」」」」」
一同は抵抗する暇なく、鍵穴に吸い込まれていった
天井に吊るされてある照明が、チカチカと不気味に点滅する
両側面には、一定間隔で閉ざされた扉がズラリと並んでいる
気が付いたらここにいたアゲハ達は、辺りを見回す
アゲハ「ここは…?」
執事「此方は、花子様が怨霊になられた時の状況を再現したトイレでございます」
コマ「てことは、花子さん伝説誕生のトイレ!?」
コマは怯えた様子で目を見開く
執事「それでは、ご覧ください」
すると、今まで点滅していた照明がフッと暗くなり、正面にスクリーンが現れた
花子side
私は花子。
人間だった頃は、放課後の学校でお友達とかくれんぼをしていました
・
「あれ?花ちゃん、まだ見つからないの?」
夕方になっても、いつまで経っても見つからない花子
お友達の皆は校舎の門に集まっていた
「知らない。もしかして自分が消えちゃったのかな?」
「あの子、色んなもの消すんだもん」
お友達はやれやれといった表情で話し合う
執事「そう。人間だった頃から、花子様は不思議な力をお持ちだったのです。
ですので、あの日もお友達は心配なさらずに帰ってしまいました。
そして……」
夜になっても誰も見つけてくれない。
怖くなった私は、トイレのドアを開けて飛び出しました
しかし……
『早く友達に会いたい。』
その気持ちが知らず知らずのうちに、能力を発動させ、
ドアの外の空間を消してしまっていたのです___
花子side終了
執事「それ以来、怨霊となった花子様は、お友達を求めて全国のトイレに出没するようになったのです」
短編VTRが終わり、照明に再び光が灯る
リュウスケ「可哀相な過去だな…」
アゲハ「ずっと寂しかったんだね…花子さん……」
アゲハは目に涙を滲ませ、今にも泣きそうな表情をしている
ジンペイ「だからって、テレビから人を攫っていい事にはならないぞぉぉ…!」←
フブキ「だから、花子さんはテレビから出ないから!;」
だからジンペイがやってるのは花子さんじゃなくって貞子(((
メラ「そんな事より、早く花子さんに会わせて貰おうか!」
執事「畏まりました」
執事はアゲハ達に背を向け、歩き始めた
アゲハ達も、黙って執事の後を付いていく
少しして、大きな扉の前に辿り着き、執事は扉を前に押し開ける
部屋の中は暗くて良く見えない…訳ではなく、向こう側にスポットライトが点いてる
そのスポットライトの真ん中に、1人の女性が後ろを向いて佇んでいる
?「私と遊びたいのは……YOU達?」
その言葉と同時に、女性はクルリと此方を振り向く
ジンペイ「お前が…トイレの『HANAKO』さん!?」
ジンペイは花子さんであろう女性を、ポーズ付きでビシッと指差す
ジンペイ「スタイルもシュッとしてるし、なんかさっき見せられたイメージと全然違う!」
ヘソ出しノースリーブのイケてる服、下半身はベルトで締めたピンクのジーパン
イメージがかけ離れ過ぎている