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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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アゲハ達は、聳え立っているお城の前に立つ




アゲハ「ここに、花子さんが…」




すると、左から誰かがやって来る




アゲハ「!キュウビ先輩?」



メラ「何しに来た!?」




リュウスケがを見た途端、敵対心剥き出しの目で睨み付けるメラ




リュウスケ「僕も、花子さんに会いたくなってね。



独自に調べたところによると、この城には合言葉が必要らしい」




リュウスケの言ってる事は、半分本音、もう半分はアゲハに会いたいという気持ちである




ジンペイ「あぁ、分かった!花子さんの都市伝説と一緒のヤツな!



は~なこさん!はっひふっへほ~!」←




シ――――ン……




ジンペイ「……あれ」←




うん…それはどこぞのパンヒーローの敵キャラのセリフ(((




リュウスケ「ちょっと違うな。ここは僕に任せて貰おうか」




リュウスケは門の前に立つと、両腕をバッと斜め上に広げる




リュウスケ「は~なこさん!Let`s party time!」←




し―――――ん……




メラ「…舐めてんのか?」←




その時、






【Here we go♪】






という乗りの良い声が聞こえ、門の鍵穴に紫のオーラが吸い込まれていく




「「「「「「うわああぁぁぁ!!」」」」」」




一同は抵抗する暇なく、鍵穴に吸い込まれていった








天井に吊るされてある照明が、チカチカと不気味に点滅する



両側面には、一定間隔で閉ざされた扉がズラリと並んでいる



気が付いたらここにいたアゲハ達は、辺りを見回す




アゲハ「ここは…?」



執事「此方は、花子様が怨霊になられた時の状況を再現したトイレでございます」



コマ「てことは、花子さん伝説誕生のトイレ!?」




コマは怯えた様子で目を見開く




執事「それでは、ご覧ください」




すると、今まで点滅していた照明がフッと暗くなり、正面にスクリーンが現れた





花子side




私は花子。



人間だった頃は、放課後の学校でお友達とかくれんぼをしていました















「あれ?花ちゃん、まだ見つからないの?」




夕方になっても、いつまで経っても見つからない花子



お友達の皆は校舎の門に集まっていた




「知らない。もしかして自分が消えちゃったのかな?」



「あの子、色んなもの消すんだもん」




お友達はやれやれといった表情で話し合う






執事「そう。人間だった頃から、花子様は不思議な力をお持ちだったのです。



ですので、あの日もお友達は心配なさらずに帰ってしまいました。



そして……」








夜になっても誰も見つけてくれない。



怖くなった私は、トイレのドアを開けて飛び出しました



しかし……






『早く友達に会いたい。』






その気持ちが知らず知らずのうちに、能力を発動させ、



ドアの外の空間を消してしまっていたのです___




花子side終了








執事「それ以来、怨霊となった花子様は、お友達を求めて全国のトイレに出没するようになったのです」




短編VTRが終わり、照明に再び光が灯る




リュウスケ「可哀相な過去だな…」



アゲハ「ずっと寂しかったんだね…花子さん……」




アゲハは目に涙を滲ませ、今にも泣きそうな表情をしている




ジンペイ「だからって、テレビから人を攫っていい事にはならないぞぉぉ…!」←



フブキ「だから、花子さんはテレビから出ないから!;」




だからジンペイがやってるのは花子さんじゃなくって貞子(((




メラ「そんな事より、早く花子さんに会わせて貰おうか!」



執事「畏まりました」




執事はアゲハ達に背を向け、歩き始めた



アゲハ達も、黙って執事の後を付いていく








少しして、大きな扉の前に辿り着き、執事は扉を前に押し開ける



部屋の中は暗くて良く見えない…訳ではなく、向こう側にスポットライトが点いてる



そのスポットライトの真ん中に、1人の女性が後ろを向いて佇んでいる




?「私と遊びたいのは……YOU達?」




その言葉と同時に、女性はクルリと此方を振り向く




ジンペイ「お前が…トイレの『HANAKO』さん!?」




ジンペイは花子さんであろう女性を、ポーズ付きでビシッと指差す




ジンペイ「スタイルもシュッとしてるし、なんかさっき見せられたイメージと全然違う!」




ヘソ出しノースリーブのイケてる服、下半身はベルトで締めたピンクのジーパン



イメージがかけ離れ過ぎている

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