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滑らかな手の感触が肌を撫でて、着けているランジェリーに手が掛かる。
ブラのホックが取られ、手の平が背中をなぞるようにつと滑り落ちる。
「……あっ、ん」
「君を辛くさせるようなことはしない……ただ、」と、彼が言葉を切る。
「抑えが効かない……。さっきも言ったように」
いつにない余裕のない彼に、それほどまでに愛しく思ってくれていることを幸せに感じる。
「いいの……。愛してるから」
「ああ、愛している。私も……」
両腕にきつく抱き締められ、胸の尖りにちゅっ…と濡れた音を立てて唇が吸い寄せられる。
腿の内側を緩やかに撫で上げた手が、両脚の併せ目を下着越しに緩くなぞり上げる。
「……んぅ」
「君の声を聞かせてほしい……もっと」
下着が下ろされ、下腹部に直に触れられると、腰がびくんと一瞬跳ね上がった。
指先が濡れた内奥へ滑り込み、
「……痛くはないかい？」
労わるように尋ねられる。
黙って首を振ると、
「……感じてごらん、もっと」
普段にはあまり見られない男の顔を魅せて、貪るかのような激しいキスを強いた。
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