おとなしい時、子供たちの様子を観に来てた。
あ、先生ーだ。
ヨッ元気か。
はい。
小児科の看護士達が
元気だからといってあまり動かない方がいいですよ。
くそ生意気な看護士達、
病院の中の様子をカメラで観てる人がいた
パタパタ!
宮本さんがいませんが…
検査に入るのに…
私の出勤時間になった。
直喜さんの靴、靴ベラ、
寝室にかかってた。セーターもあった…
野菜ジュースを飲み、
鍵を持ち。アパートを出た。
駐車場から病院まで20分弱
…
病院に着いた私直喜さんの顔が観たくて、まだ余裕がある。
癌病棟に行った。
あ、東さん…宮本先生が見えなくて
またですか?…
行き先は屋上に上がったのかも…
直喜さんがベンチに座ってた。
おはよう直喜さん、また看護士が探してる。
瑠美…
痩せた顔を見せた。
早く治そうよ?…
初期なら大丈夫だから、
私を抱えて。
愛してる?…
うん愛してる。
一緒に行こう?、
うん一緒に行こう。
私を抱えたまま、
屋上の縁にきてた。
何するのよ!~
一緒にいくだよな?…
いやぁ~!…直喜さん…
ドスッ
駐車場から降りた先生達、
あ!…
私は幸い車から降りた先生が受けとめてくれた。
何あった…!…
直喜さんが自殺した…
降ろされて。
バタバタ!
草花の上に横たわってた彼を観た。
直喜~!…
誰か!呼んで~!!
直喜~!!死んだら駄目だよ!
仮死状態だった直喜が運ばれた
オデコにパックリ開いてた、
傷より。
心臓を診てもらった。
弱い…
宮本~。
お前…東看護士が見守ってるから…
心拍数が弱ってた。
看護士達、家族呼べ!…
はい!…
瑠美…
眼を閉じた、
東さん…ダメだ…
手を握ってた手が離れた。
布が被された、
直喜さん…成仏してね…
お兄さん達、両親が見えた。
直喜~!!
オデコから血が流れてた。
このままにするなよ!…
私は着替えて、看護士姿で仕事に着いた、
何やってるの?…あなた宮本さんの彼女だろ行け?…
先生?
すみません…
私服で私は両親の傍に着いた。
泣いてたら直喜さんに怒鳴られる…
ねぇ?瑠美さん、葬儀のしたくあるから。あなた頼んで?、
警察呼ばなくても良いのか…
東さんが傍にいたのよねぇ。
病院での建前もあるだろ…
警察を呼んだ。
自殺をしたくて自分の意志が弱くなってた…
私は直喜さんの布をめくった…傷口が無くなってた、
え?…何よ?…