テラーノベル
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「未唯?帰るぞ」
「うん…」
もし私が交通事故で記憶を失ってて、
本当は小さい頃ここに来たことがあって
慧にも会ったことがあったら?
でも、これが本当だったら
慧はこのことを知ってるの?
「お主なんかさっきから変だぞ?」
「え..?」
「巫女さんもしかして思い出したっすか?」
「ルイ!」
「ごめんって…ただそう思っただけっすから」
思い出した?
何を?
私、何か忘れてるの?
やっぱり私はここに来たことがある?
「未唯、帰るぞ。前言ってた旅行の準備をする」
「本当ですか!?」
多分、今はこのことを黙っていた方がいいと
思い、私は大袈裟に喜んだ。
「ああ」
「早く帰りましょ!イルム達も!!」
「巫女さん、後で俺の部屋来てもらっていいですか?」
あぁ、ルイには嘘がきかないみたいだ。
怒っているのだろうか?
いつもの軽い口の利き方ではなく
敬語で少し怖い。
「分かった」
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