僕は周りから愛されていない。
だから、愛される方法を知りたいんだ。
「ねぇ、完璧な人間になるための環境って
知ってる?」
「う〜ん、分かんない!」
「親が真面目とか?」
僕は良く、完璧な人間と言われる。
だから、なんとなく答えが分かっている。
「答えはね、 *誰にも愛されない*こと
もし、そうだったら、必要にされなくて、
認めれたくて 頑張ろうと思うでしょ?」
「なるほど…」
「逆にね、君がなりたいっていう誰のことも
*愛すことができる人*になるための環境は
わかる?」
「努力!」
「それはね、ずっと愛されて育った人なんだよ?
だから愛を知っている」
「へぇ〜!」
「すみれちゃんは良く知ってるね!」
そりゃそうだ。
だって、誰にも愛されていないからこそ愛されている人との違いがわかる。
……つばきちゃんは僕が愛されていないから
助けてという心の声にまだ気付けないようだ。
どうすれば……
あ、僕の担任の先生ならわかるかも知れない。
よく、完璧な人間っていう人の一人だから。
そう思いながら僕は先生の方まで行く。
「先生?」
「すみれさんどうしたんだ?」
「 *完璧な人間*になるための環境って
わかりますか?」
「難しいこと言うなぁ〜
先生も分からないよ〜」
「私がたどりついた答えは *誰からも愛されていない*環境です」
「確かに、それなら認められるために
頑張るもんな」
「じゃあ、 *誰のことも愛せる人*の環境って
何だとおもいます?」
「う〜ん…
「道徳的な問題って難しいな…」
「私は *ずっと愛されて育った人*だと思います。」
「それなら愛を知っているから愛すことが
できるもんな」
あぁ、先生も分からないのか…
この心の声に…
これをきいたれ分かるかな?
「先生?私はどっち側の人間だと思いますか?」
「愛されるためにはまず、人を愛せば良いん
じゃないかな?」
「え、…」
先生も分からないお思っていたけど、もしかして
これは気付いたけどあえて、気付かないふりを
して、アドバイスをくれたの?
そう思った時チャイムが鳴った。
キーンコーンカーンコーン
「あ、チャイムがなってしまったな
すみれも席につけよ」
「はい」
先生は愛される方法を教えてくれたんだ。
僕のことを考えて、どうすればいいのか
教えてくれたんだ。
初めて気付いた。
これが愛されるってことなのかな?
こんなふうにすれば愛すことができるのかな?
先生のこの言葉に僕は救われた。
コメント
4件
おぉおお、、、 すごく良い!!!!