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また私の好きな匂いがしますよこれは
🤍「阿部ちゃんお疲れぇ。あれ?香水変えた?」
💚「えっすごいね、今日違うのつけてる」
🤍「俺この香りも好きかも」
今日は撮影。
順番を待つ間、ラウールが阿部ちゃんと話している。
2人は『新旧末っ子』なんて言われていて、メンバーも2人の関わりをどこかあたたかい目で見るフシがある。
実際話しているのは時事ネタだったり、ラウールがたびたび航るフランスに関する情勢や歴史など、他の人が聞いてもわからないような話ばかりだったりするのだが。
若くしてメンバーとなり、泣きながらプレッシャーと戦っていたラウールももう二十歳を越え、見た目は輝きと色気を増すばかりになったが中身はまだたまに少年が覗く。
そのギャップと、加入当時からの接し方の名残で今もみんなラウールの事は可愛がるし、時に甘やかす。
今日の阿部ちゃんはラウール甘やかしデイのようだ。
『なんかどっかで似た匂いがした事ある気がするんだよな〜何だっけ?』なんて言いながら首筋に顔を埋めるのをくすぐったいと笑いながらも好きにさせている。
メンバーも『またやってるな』くらいの認識で誰も気にしていない。
全員での撮影は終えていて、グループ撮影が終わったら順次解散ということで、楽屋はだんだん人が減っていく。
ラウールと阿部ちゃんのペアが最後と聞いているので、さすがに釘を挿しておこうとしたが呼ばれてしまった。
しかも一番何かあったら止めてくれそうな岩本くんが俺のペア。
帰ろうとしていたしょっぴーが見かねて『ラウールやり過ぎんなよ』と軽く声をかけてくれたのがせめてもの救いだった。
楽屋には不安要素しかなかったが、撮影中に顔が硬いと言われ慌てて切り替えた。