※からぴちは、みんなでシェアハウスをしています
※今回主に出てくるメンバー
『じゃぱぱ』『どぬく』(他の人も結構出ます)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
じゃぱぱside
ここ2週間、どぬくさんが部屋から出てこない
ご飯はドアの前に置いている
最初のほうはご飯も食べてくれていたけど、今はご飯に全然手をつけていない
みんな、とても心配している
一回、
「どぬくさん、みんな心配してるよ 出てこれない理由、
俺で良かったら言ってみて、それで早く出てきてみんなを早く安心させてよ」
ってどぬくさんの部屋の前で言ったけど、
「じゃっぴになんて関係ない」それしか言わなかったな………
無理矢理入るのも、なんか気が引けるんだよね~
でも、全然ご飯に手を付けてないから、みんなと話し合った結果、
さすがに見に行こうってなって、今みんなで部屋の前にいる
「おーい、どぬくさん、出てきて~みんないるよ」
無意味だとわかっていても、ついそう言ってしまう
そしてやっぱり部屋から出てこない
「……それじゃあ無理矢理開けるから」
ドアに手をかけると、どうやら内側から鍵がかかっているようで、ドアが開かなかった
「内側から鍵がかかって…どうする……?」
「内側から鍵となると、ドアを壊すしかないよな…」
「まぁ、それくらいしか方法がないからね」
ということで、斧を持ってきた
なんで斧なんかがあるかって?
いやなんか俺も知らないんだけど、えとさんが持ってきたんだよね
「ドア開けるものない?」って聞いたら、「あ、私持ってるよ」って
………女の子って怖いね
まあ、今回は助かったんだけど
「それじゃあ開けるよ?」
バキッ
斧を振りかざし、ドアにたたき付けると、
鈍い音をたてながら、ドアは壊れていった
「おーい、どぬくさーん……嘘だろ?!」
部屋を見渡すと、なかにどぬくさんはおらず、
開いた窓からふく風が、カーテンをなびかせているだけだった
「じゃぱぱどうした?通れないんだけど…」
うりの声ではっとした
今は立ち尽くすだけの時じゃない
みんなで早くどぬくさんを見つけなきゃならないんだ
「みんな、落ち着いて聞いてほしい
……部屋のなかにどぬくさんがいない…!」