※活動休止メンバー出ます。
※お漏らし表現あり。
※苦手なかたはお戻りください。
※ご本人さまとは一切関係ありません。
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side 赤
一時間目が始まった。
一時間目は国語で、担当は橙先生。
今日は漢字のお勉強だって。
俺漢字きらい…
橙「赤、これなんて読む?」
『比較』
赤「んぅ~…わかんない…」
橙「これは『ひかく』って読むんやで」
赤「ひかく…?」
橙「そうそう」
わかんなくても笑顔で
教えてくれるから授業は楽しい。
橙「じゃあこれは?」
『驚く』
赤「…!俺これ知ってる!」
橙「お、なんて読む?」
赤「おどろく!」
橙「正解~!すごいやん!」
赤「えへへっ」
だってこの前
漢字ノートに書いたもん!
橙「これはな~」
ぅ…
おトイレいきたい…
橙「赤?体調悪いん?」
赤「んーん…」
橙「ほんまに?なんかあったら言ってな?」
赤「ぅん…」
どうしよ…
もれちゃう…
ぁ…
ぴちゃぴちゃと音をたてて
椅子の下に水たまりを広げていく。
ズボンびちょびちょ…
きもちわるい…
橙せんせ…気づいてない…
赤「ふぇ…ぅ…」
恥ずかしくて、不安で、
気づいてほしくて、 涙が出てきた。
赤「ひく…っ…んぅ…」
橙「赤…?あ…」
橙先生…気づいたみたい…
橙「ごめんな~…言えなかったな…」
橙先生はしゃがんで目線をあわせて
俺の頭を撫でてくれる。
橙「お着替えしような」
橙先生は 俺を持ち上げて
そのままだっこして
ベッドのところまで
連れていってくれた。
橙「ズボン脱がせるで~」
赤「ひぅ…っ…ふぇぇ…」
なんだか悔しくて、
ぼろぼろと涙が止まらない。
橙「よしよし、悔しかったな~」
泣いてたらいつの間にか
着替えは終わっていた。
紫「赤くん、大丈夫?」
紫先生がカーテンを開けて
心配そうな表情で俺を見てくる。
赤「せんせ…」
紫「今橙先生と桃先生がお掃除してくれてるからね」
俺がやっちゃったのに、
ぜんぶ先生がやってくれる。
あとでちゃんとありがとうしなきゃ。
赤「先生にっ…ありがと…言う…」
泣いたばっかで少しひくひくしながら
言う。
紫「えらいじゃ~ん」
紫先生が優しく頭をなでてくれる。
赤「えへ…」
橙「掃除終わったで~」
紫「あ、終わったって!」
ベッドから降りて、すたすたと
橙先生と桃先生のところへ行く。
赤「せんせ…ありがと…」
橙「おう、大丈夫やで」
桃「えらいな。ありがと言えて」
赤「んへへ…」
桃「おいで!」
桃先生が腕を広げてしゃがんだから、
俺も思わず先生の胸に飛び込む。
そのまま持ち上げて
だっこしてくれた。
桃先生…いい匂い…
落ち着く…
赤「えへへっ」
大好き…
to be continued…
コメント
4件
お話、大好きです! 続き待ってます!
かわいい!!