テラーノベル
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「腐男子として静かに生きてきたはずが、顔面国宝に愛されました!」
雫石 新しい物語です!この物語は、前回の物語「1度離された手、もう離さない」のときから考えていた作品です。それでは、楽しんで読んでくださると嬉しいです!
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楽屋のソファーで、俺――向井康二はスマホを握りしめながら、密かに歓喜の震えを抑えていた。
視線の先には、ソファーで隣り合って仲良くお菓子を食べているあべさく。
尊い。尊すぎる。目の保養以外のなにものでもない。
康二(うわー!さっくんが阿部ちゃんに「あーん」したで!あそこが天国か?尊すぎて拝むレベルやねんけど……!)
俺は自他ともに認める(ただしメンバーには秘密の)生粋の「腐男子」である。
Snow Manという最高の環境で、メンバー同士の仲良しなイチャイチャを陰から見守ることこそが、俺の生きがいなのだ。
康二「ふへへ…今日もいいもの見せてもらったわ……」
目黒「康二、何ひとりでにやついてんの」
康二「うわっ! め、めめ!?」
背後から急に降ってきた低くて甘い声に、跳ね上がるくらい驚く。
振り向くと、目黒がすぐ後ろから覗き込むようにして俺を見下ろしていた。顔が良すぎる。
康二「な、なんでもない!ちょっとあべさくが可愛いなぁと思って……」
目黒「ふーん……。康二ってさ、いっつも他のメンバーのことばっかり見てるよね」
どこか不満そうに眉をひそめた目黒が、そのまま俺の隣にすとんと腰を下ろした。
それどころか、当たり前のように俺の腰に腕を回して、ぎゅっと引き寄せてくる。
康二「っ!? め、めめ!? 近い近い!男同士で何してんの!?」
目黒「いいじゃん。俺、今康二に甘えたい気分なの」
そう言って、目黒は俺の肩にカクンと顎を乗せてきた。
耳元で囁かれる体温とカッコよさに、頭の処理が追いつかなくなる。
康二(待って待って!俺にとってめめは「かっこいい最高の仲間」であって恋愛対象とかちゃうねん!つーか、俺は見る側であってイチャイチャする側ちゃうのよ!この顔面国宝、スキンシップ過剰すぎるやろ!!)
恋愛感情なんて一切ないからこそ、純粋に「男友達からの距離感がバグったスキンシップ」としてパニックを起こし、顔を真っ赤にして暴れる俺。
しかし目黒は逃がす気なんてサラサラないと言わんばかりに、抱きしめる力を強めた。
目黒「他の奴らのこと見てないで、俺だけ見てよ。……康二のそういう鈍いところも、可愛いけどさ」
耳元で落とされた意味深すぎる言葉に、俺の脳内キャパシティは完全に限界を迎えた。
康二「〜〜〜〜っ! 意味わからんこと言わんといて!めめのバカ!距離感考えろや!!(照)」
目黒「やだ。康二がちゃんと俺のこと意識するまでやめない」
遠くでさっくんが「お、あっちも熱いねぇ〜」とニヤニヤ見ている気配がする。
いつもなら大好物のシチュエーションなのに、自分が巻き込まれるとただの拷問でしかない。
めめのことを「カッコいい大好きなメンバー」としか思っていない俺と、なぜか超ストレートに距離を詰めてくる目黒。
俺の平穏な推し活(?)の日々は、まだまだ遠そうだ。
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コメント
1件
あおいです🌷 第1話、楽しく読ませていただきました! 康二くんの「推し活は見る側であって巻き込まれる側じゃない」っていう内心の叫びにめちゃくちゃ共感しました(笑) 目黒くんの距離感バグったスキンシップと、あざとい台詞のギャップがたまりません…! 「俺だけ見てよ」って耳元で言われたらそらパニックになりますよね。 あべさくのイチャイチャをニヤニヤ見てる側だったのに、自分が当事者になる葛藤がすごく楽しそうで、続きが気になります! 更新楽しみにしてますね🤍