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私
はまだ見ぬ未来へ飛び立つための翼を持っている 私にはもうすぐ翼ができるんだ！ 私にもきっと翼があるに違いない 私の翼はどんな色をしているだろうか 私の翼の色は空と同じ青だろうか それとも鳥のように美しい白だろうか それともコウモリのように黒いのかもしれない 私の翼は何の形になっているだろうか それは蝶のような形をしているのか あるいは鷹のような形をした形なのか それとも竜のような姿をしているのだろうか 私の翼はとても大きくてとても力強いものになるはずだ そして私を乗せて自由に空を飛ぶのだ でもまだ私には飛べない翼しかついていない だから早く大きくなりたい 私はこれからどんどん大きくなる予定なのだ やがて私は誰よりも大きな人間になり 全てのものを圧倒するような存在となるだろう そしていつか必ずやあの山よりも高い場所まで飛んでいくだろう そこで私が目にしたものはこの世の全てだった そして私は言うのだ 私は見たぞ 私はここに辿り着いたぞ さあ次はどこへ行く？ 私は今どこに居るのだろう ここは一体何処なのだろう 此処はいったい何なのだろう なぜこんなところに来てしまってのだろう わからない ただわかることはこの場所にいるということだけ それだけがわかっていること それ以上は何もわからず何も知らない 知っていることも理解することもできない どうしてそんなことをするのかなんて考えたこともない 考える必要もない だって私はそういうものだから だから私はそういうものでしかない
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